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KDDIが第3四半期の決算を発表、順調な事業進捗を強調

マイナビニュース / 2025年2月5日 23時19分

画像提供:マイナビニュース

●総合ARPU収入は順調に増加、金融やコンビニとのシナジーも拡大
KDDIは2月5日、2025年3月度第3四半期(2024年10月~12月)の決算を発表した。第3四半期の売上高は1兆5,084億円、営業利益は2,914億円となり、髙橋誠代表取締役社長 CEOは「持続的成長に向け、各事業の取組みが着実に進展している」と語った。

第3四半期までの累計売上高は前年同期比2.3%増の4兆3,642億円、営業利益は2.0%増の8,646億円。通期予想に対する進捗もそれぞれ75.6%/77.9%で、順調な進捗となっている。

第3四半期までの営業利益を事業領域ごとに前年度と比較すると、ローソン持ち分法利益の貢献が182億円と大きい。一方、通信ARP収入は35億円の増加ではあるが、第2四半期決算の時点では前年同期比で46億円の増となっていたので、第3四半期に限ってみるとやや足踏み気味といえる。

個人向け通信事業の領域では、前述のとおり通信ARPU収入が第3四半期までの累計で35億円の増加で増加幅が第2四半期時点を下回っているが、付加価値を含めた総合ARPU収入は第2四半期時点では207億円増だったところ第3四半期までで279億円の増加と増加幅を上乗せできており、こちらも順調といえる。

スマートフォンの稼働数は引き続き増加傾向。解約率はマルチブランドでは市場の競争激化をうけて上昇となったが、auブランドの解約率は低水準を維持できているという。

マルチブランドでのID数は11月以降プラスに転換したとのこと。これにはauの「auマネ活プラン+」、UQ mobileの「コミコミプラン+」と新プランを導入し、povoでもさまざまな新トッピングを導入した効果が大きいとみている。このあたりは第2四半期の決算の際に「付加価値サービスを強化するau」「おトクな料金プランのUQ mobile」「パートナーと新たな体験価値を提供するpovo」と掲げた戦略が想定どおりに進んだといえそうだ。

総合ARPUは引き続き上昇傾向。ただしブランド別では、auが2.1%の増加でUQ mobileが3.3%の増加、UQ mobileからauへの移行は前年同期の1.5倍と、第2四半期時点と比較して数字はやや落ち着き気味だ(第2四半期時点ではそれぞれ約3%増/約7%増/約2.0倍となっていた)。

この総合ARPUの上昇に寄与しているのが通信と金融のシナジーだ。前述の「auマネ活プラン+」は契約者数累計140万人を超え、使い放題プランの比率向上、付加価値サービスの利用増につながっているという。auの金融サービスの利用も成長している。

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