IIJが第3四半期決算を発表、3月退任予定の勝社長が最後の決算説明会登壇
マイナビニュース / 2025年2月7日 21時24分
現在政府が進めているAIについての政策をどう思うかと問われると、「あんまり言うと怒られそうなんですが」と前置きして、「中国からすごい軽いソフトが出てきた。アメリカでは数十兆のお金をかけているけれど、中国ではそんなにお金をかけずに、頭のいい人がやっていると思う。頭のいい人を尊重すれば、AIの政策も変わるんじゃないか」と語った。
IIJ自身がクラウドサービスなどで国際市場に出ていく可能性については、「クラウドサービスには、アメリカの企業は毎年数兆円をかけている。それと競争できるかというと、ありえない」と言い、正面から対抗するのは難しいという。「日本には日本人しかいないけれど、アメリカは今でも世界中の優秀な人を集めている。昔、ハンガリーに研究所を作ったが、そこであった優秀な人は日本にはこない」と人材の問題にも言及した。そしてその中でも、「IIJはアメリカで株式を公開したんです。これは国際化そのもの。本社をアメリカに移せなかったので、国際部門は増やしているけれど、限界がある。ただ運用にかけては世界でもレベルが高いと思っているので、そこではお手伝いできる」と、得意分野では国際的にも戦えるというという認識を示していた。
「情報通信の知見が深く、マネージメント力がある」と谷垣氏を評価する勝社長
また、勝社長に社長退任にあたってのコメントを求める質問もあった。勝社長は在任中の成果として、「いろんな社内の課題についてプロジェクトチームを作り、若手・中堅の社員とともに取り組んだ」ことを挙げた。谷垣次期社長については、「皆さんもご存じのとおり、情報通信の知見が深く、マネージメント力もある」とし、現在の中期経営計画で掲げている“データ駆動社会の実現”を谷垣氏がリードして実現してくれるのではないかと期待を語る。この12年間の業績については、「まずチャレンジするというIIJの社風があり、そのうえにあらゆるものがインターネットにつながり、インターネットの上に構築されるようになるという時代の追い風があった」と語り、将来についても「それをさらに推し進めなければならない。ツールとしてはAIがある。そしてインターネット上にあるデータの活用を進めることが必要ではないか」とした。
(大塚洋介)
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