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実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツをフィーチャーする『MODE 2024』。初の来日公演となるBendik Giskeをはじめ、全4プログラム8組のラインナップ

NeoL / 2024年4月22日 20時0分

実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツをフィーチャーする『MODE 2024』。初の来日公演となるBendik Giskeをはじめ、全4プログラム8組のラインナップ



実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ『MODE』が2024年6月1日から6月9日までの9日間にわたり、『MODE 2024』を都内複数会場にて開催。

『MODE 2024』は初の来日公演となるBendik Giskeをはじめ、INCAPACITANTS、Puce Mary、Okkyung Lee、坂田明、Valentina Magalettiなど、合計4プログラム、8組のアーティストラインナップで構成される。世界各国から国際的に高い評価を受けるアーティストや、日本・アジアを拠点に世界で活躍するアーティストたちが東京に集結し、パフォーマンスを披露。

また、パフォーマンスプログラムに加え、今シリーズよりローンチされる住空間での音楽体験を楽しめるリスニングプログラム「SOUND CEREMONY」も開催。


* 追加情報はMODEインスタグラムアカウント、MODE公式ウェブサイトなどにて随時発表予定。
https://mode.exchange/


MODE 2024.06.01 at WALL&WALL
本エディションの幕開けを飾るのはノイズミュージックの変遷を感じ取ることのできるプログラム。日本のアンダーグラウンド・ノイズ・ミュージックのレジェンドINCAPACITANTSを筆頭に、2010年代を代表する世界的に評価の高いデンマーク出身の実験音楽家、作曲家のPuce Mary、東京を拠点に国際的に活動するフリーフォームなアナログ・ノイズへのアプローチを発展させてきたマルチ・インストゥルメンタリスト、作曲家のYuko Arakiが出演し、パフォーマンスを披露。


公演日時:6月1日(土)17:00開場/17:30開演
チケット料金 :前売5,000円[スタンディング]※ZAIKOにて販売中
出演者:INCAPACITANTS(インキャパシタンツ/JP)
    Puce Mary(ピュース・マリー/DK)
     Yuko Araki(ユウコ・アラキ/JP)
会場:WALL&WALL 〒107-0062 東京都港区南青山3-18-19 フェスタ表参道ビルB1


MODE 2024.06.03 at Sogetsu Hall
本プログラムでは、Christian Marclay、Steve Beresford、Phil Mintonといった数々の大物アーティストたちとのコラボレーションでも知られ、ベネチアビエンナーレや世界各国の美術館、ギャラリーにて作品を発表してきたチェリスト、作曲家、即興演奏家のOkkyung Leeがパフォーマンスを発表。ダブルヘッドライナーとして、近年日本を拠点にヨーロッパやアメリカで高い評価を得るサウンドアーティストのFUJI|||||||||||TAが、2024年3月にスペイン、バルセロナにて滞在制作した新たなライブセットを世界初披露する。パフォーマンスの舞台となるのは、いけばなの流派である草月流の総本部であり、日本を代表する建築家の丹下健三により竣工された、草月会館の地下階に位置する草月ホール。芸術家・彫刻家のイサム・ノグチによる石庭『天国』がエントランスに広がる同会館は、1958年から1971年まで日本の前衛芸術の中心的役割を果たした『草月アートセンター』の拠点でもあった。日本において実験的な表現を支えてきた歴史的背景を持つ空間にて、国際的に高い評価を受けるアーティストたちが一同に会し、パフォーマンを披露する。


公演日時:6月3日(月)18:15開場/19:00開演
チケット料金:前売6,000円[全席自由]※ZAIKOにて販売中
出演者:FUJI|||||||||||TA(フジタ/JP)
Okkyung Lee(オッキュン・リー / KR)
会場: 草月ホール 〒107-0052 東京都港区赤坂7-2-21




MODE 2024.06.08,09 SOUND CEREMONY at Ito House (Former Takahiro Sonoda House)
日本モダニズム建築を代表する建築家の吉村順三が、日本ピアノ界、クラシック界の功労者であるピアニスト園田高弘のために建てた邸宅、伊藤邸(旧園田高弘邸)にてホームリスニングプログラム「SOUND CEREMONY」を開催。住所非公開となっている同会場にて、住空間での音楽体験を楽しんでいただくプログラム。音楽のセレクションは世界に会員を持つ実験音楽バーBar Nightingaleが担当。
公演日時:6月8日(土)、6月9日(日)
①9:30 開場/9:45 開演 *
②12:00 開場/12:15 開演*
③14:30 開場/14:45 開演*
チケット料金:前売 5,000円 [菓子・ドリンク付] ※ZAIKOにて販売中
ミュージックセレクター:Bar Nightingale (バー・ナイチンゲール/JP)
会場:伊藤邸(旧園田高弘邸)目黒区某所
*本プログラムは1日3枠(時間指定あり)のプログラムとなっております。事前にチケットを購入された方のみ参加可能。



INCAPACITANTS(インキャパシタンツ/JP)

非常階段のメンバーである美川俊治は、自分のソロプロジェクトであったContradictory Bridge を、1981年頃、純粋にノイズに集中するソロ・レコーディング・ユニット "INCAPACITANTS" として再スタートした。その後、美川の関西在住時には、山塚アイ他とのデュオとして数度のライヴを行ったが、1986年に美川が東京へ移動してしばらくは活動休止に。しかし、1991年頃に、小堺文雄とのデュオとして、改めて、活動再開。その後は、様々なライブ活動と多数の作品リリースを経て現在に至る。




Puce Mary(ピュース・マリー/DK)

Puce Maryは、デンマーク出身のアーティストFrederikke Hoffmeierのソロ活動名義。実験的な電子音楽のキャリアを背景に持ち、映画音楽のような作品演奏から、即興のハーシュ・ノイズの演奏まで幅広い表現を魅せる強烈なライブパフォーマンスで知られている。インダストリアルノイズの新世代としてしばしば言及されるPuce Maryは、以前よりも音の領域を広く探求し、近年は不穏なダイナミクスやシュールでシネマティックな音の要素を用い、緊張と解放が混じり合う複雑かつ音響的・文学的な作品を発表している。発表してきた多くの作品の中で(最新作品はPANよりリリース)、Drew McDowall、Varg2TM、Kali Malone、Stephen O’Malleyなどといったアーティストとの共演やコラボレーションを重ねてきたことから、現代の実験的な電子音楽やノイズ音楽における強力かつ独自性の高い音楽的融合を実践するアーティストとして高い評価を受けている。



Yuko Araki(ユウコ・アラキ/JP)

東京を拠点に活動するマルチインストゥルメンタリスト/コンポーザー。幼少期からピアノを弾き 始め、10代の頃よりハードコアやメタルミュージックに影響を受けていたが、近年は折衷主義的 な多種多様のプロジェクトを持ち、トライバルプログロックバンド “Kuunatic"のドラマーでもある。 ソロプロジェクトでは、モジュラーシンセサイザーでアブストラクトなリズムと不協和音のハーモ ニーを生み出し、ノイズドローンやインダストリアルミュージックなどの要素を含んだ実験的な電 子音楽を演出している。 エクストリームでヘビーな高密度の音を操る彼女の卓越した感性は、これまで耳にしたことがな いような音楽を生み出し、その万葉の発信音は、日本のノイズミュージックに根ざしていると同時 に、それとは全くかけ離れた銀河を彷彿とさせるノイズである。
2019年にEP “I” をインドネシアのGerpfast Recordから、"II"をイタリアのCommando Vanessa よりリリース。2021年にLawrence English主催・オーストラリアの実験音楽レーベルRoom40よ り、フルアルバム"End Of Trilogy"を発表。2023年には「不必要なノイズを極限まで削ぎ落したノイズ」をテーマにした”IV”をリリースした。同アルバムにはENDONの名倉太一がゲストボーカルとして参加している。その後clipping.のトラックメイカーJonathan Snipesや暗黒メタルバンド Portal、日本人プロデューサーGolpe MortalやScotch Rolexlなどが手がけたRemix EP “IV X VI (Re:visions)” を発表するなど、幅広い音楽性で注目を集める。 国内外問わずライブ公演をしており、数週間に渡るヨーロッパ/UKツアーなども行っている。過去にはRussell Haswell、Space Afrika、cliping.、MayhemのフロントマンAttila Csiharなどと共演。英在住のVisual artist Daisy Dickinsonとコラボレーションしオーディオビジュアルセットでの パフォーマンスもしている。




FUJI|||||||||||TA(フジタ/JP)

自作パイプオルガン、声などを主軸としたサウンド・アーティスト。
独自の楽器とミニマルなアプローチ、現象をよく観察することを大切にしながら、音響的な探究を続けている実験音楽家。
国内では、美術館や地方芸術祭、DOMMUNE、MUTEKなど音楽と美術の間のような領域で活動しながら、Rewire Festival(オランダ)、Big Ears Festival(アメリカ)、Variations Festival(フランス)、MODE(ロンドン)、TECTONICS GLASGOW(スコットランド)、Send+Receive(カナダ)、FIMAV(カナダ)など、ヨーロッパや北米で年に数本のツアーを行う。
リリース作として、「MMM」(2024 / Hallow Ground)、「iki」(2020 / Hallow Ground)、「KŌMORI」(2020 / Boomkat Edition)、「NOISEEM」(2021 / 33-33)など。

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Okkyung Lee(オッキュン・リー/KR)

Okkyung Leeは、チェリスト、作曲家、即興演奏家として知られる多才な韓国人アーティスト。ノイズ、ジャズ、クラシック、韓国伝統音楽など、さまざまなジャンルを取り入れ、独自の芸術表現を生み出している。2000年以来、Leeはさまざまなバックグラウンドを持つアーティストたちと幅広くコラボレーションを重ね、「Yeo-Neu」や「Teum」などの世界的に高い評価を受けた作品を含む30以上のアルバムをリリースしてきた。常に音楽と技巧の探求を続けている。
Leeは即興演奏で知られる一方で、伝統的なコンサートの慣習に挑戦するサイトスペシフィックな作曲への試みや、ハープ奏者のMaeve Gilchrist、ピアニストのJacob Sacks、ベーシストのEivind Opsvikとのアンサンブルプロジェクト「Yeo-Neun Quartet」を率い、叙情性に焦点を当てた作品を発表している。
過去に、Time Spans Festival、Groupe de Recherches Musicales、Sonic Acts Festivalといった名だたるフェスティバルのために委嘱作品を制作・発表し、Museum of Modern Art、Whitney Museums of American Art、Serpentine Galleriesなどの世界的に著名な美術館やギャラリーでパフォーマンスを発表してきた。また、現代音楽への貢献が認められ、2010年にはFoundation for Contemporary Arts Grantを獲得し、2015年にはDoris Duke Performing Artist Awardを受賞している。



Bendik Giske(ベンディク・ギスケ/NO)

Bendik Giskeは、身体性、脆弱性、持続性に満ち溢れる表現で多くの批評家から高い評価を受けているサックス奏者、アーティスト。最新作である自身の名を冠したアルバム(Smalltown Supersoundよりリリースされた3作目)では、アーティストとして最高の状態にあると評価され、ノルウェーのグラミー賞に2度ノミネートされるなど、観客動員数は世界中で日々増加している。イギリスの電子音楽家であるBeatrice Dillonをアルバムプロデューサーに迎えた最新作品では、アレンジメントを整理し、残響を抑え、旋律の層を剥がし、パターンやリズムに焦点を当てたことで、Giskeの魅力的なサウンドが引き出されている。Giskeによるライブパフォーマンスは、マイクの配置、ライトの配列、サウンドデザインなどの全要素が最大限に共鳴するよう慎重に設計され、音楽性、身体における持久性、豊かで自由な人間性があらわになることで、オーディエンスはその音楽体験へと没入する。




坂田明(Akira Sakata/JP)

ミュージシャン/東京薬科大学生命科学部客員教授、広島大学大学院生物圏科学研究科客員教授。
1945年、広島県呉市出身、広島大学水産学科卒業。72年~79年山下洋輔トリオに参加、80年より「Wha ha ha」「SAKATA TRIO」結成してヨ-ロッパツア-を皮切りに独立。以後様々なグループの形成解体を繰り返しながら世界中をあちこちぐるぐるしながらあれこれして今日に至る。
現在「ARASHI」(ポール・ニルセンー・ラブ、ヨハン・バトリング)、「梵人譚」(ジム・オルーク、ジョバンニ・デ・ドメニコ、山本達久)、 「渡来塵」(黒田京子、水谷浩章)、「COCODA」(大森菜々、かわいしのぶ、坂田学)などのグループで活動、その他内外でのセッションは多数。
近著は「私説ミジンコ大全」CD「海」付(晶文社)。




Valentina Magaletti(ヴァレンティーナ・マガレッティ/IT)

ドラマー、作曲家、パーカッショニスト。終わりない傾聴と新しい素材や音の実験を通じて、民俗的かつ折衷的な音のパレットを作ることを目指す。Nicolas Jaar、Jandek、Helm、Raime、Malcom Catto、Charles Hayward、Graham Lewis(Wire、Dome)、Tightpaul Sandra(Coil、Spiritualized、Julian Cope)、Thurston Moore、Bat for Lashes、Gruff Rhys(Super Furry Animals)など多くのアーティストと共演・共作を重ねてきた。現在、Valentinaが取り組む主要プロジェクト「Vanishing Twin」では伝統的なジャズのアプローチを取り入れ、もう一つの主要プロジェクトである実験的/前衛的なデュオ「Tomaga」ではパーカッションにおけるドーロンやフィールドレコーディングのアプローチを取り入れている。イタリアのバーリ出身、ロンドンを拠点に活動する。


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https://www.neol.jp/music-2/

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