ロボットスーツ実用化で無敵の米軍に?

ニューズウィーク日本版 / 2014年4月7日 12時25分

 米軍御用達の「アイアンマンスーツ」の試作品が14年6月にも完成し、18年8月には戦場で使用される見通しだ。海軍のウィリアム・マクレーベン大将によれば、3体の試作品が製作中で、実証試験を行った後に大量生産される予定だという。

 13年10月に初めて製作された戦闘用軽量スーツ(通称「TALOS」)は、映画『アイアンマン』の主人公トニー・スタークが開発した武装スーツを思わせる。暗視装置のほか、体温、心拍数などをモニターするコンピューターを内蔵。外気温などの環境条件に合わせて、装着者が脱水症状を起こさないよう体温調節もできる。

 全身を装甲されたスーツは防弾性に優れ、全方向からの銃撃に耐え得るという。

 TALOS開発のきっかけは、特殊部隊の隊員が武装勢力の潜伏先とみられる家を急襲した際に射殺されたこと。その後、兵士の身を守るより良い方法はないものか、と若い将校から意見があったとマクレーベンは話す。

 開発はアメリカ国内で進められ、56の企業、16の政府機関、13の大学、10の国立研究所が協力する国を挙げての一大事業になっている。

[2014.2.25号掲載]
アリステア・チャールトン

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