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【2016年注目の動き】自動運転車と配車サービス、小型ドローン、VR

ニューズウィーク日本版 / 2016年1月5日 17時0分

(3)VR

 VR(Virtual Reality)関連では、すでにサムスン「Gear VR」とGoogle「Cardboard」という2種類のヘッドセットが発売されており、フェイスブック傘下のオキュラス(Oculus)も6日からヘッドセットの予約受付を開始予定。また台湾HTC、ソニーからもヘッドセットが発売になる。これに関して「VRの映像処理に対応できる高性能PCが世界中にまだ1300万台程度しか存在しない」というエヌヴィディアの推定が昨年末にBloombergで報じられてちょっとした話題になっていた。

 そうした点を含めて考えると、すでに普及台数が2500万台を突破したとされる「PlayStation 4」の存在を前提につくられたソニー製品が一歩優位といえるかもしれない。ただ、Bloomberg記事には、今年中のVRヘッドセットの普及台数について約700万台とするIHSの推定と、120万台とする米Consumer Technology Association(CES主催団体)の予測が併記されており、全体として期待は大きいがどこまで広く普及するかはまだ未知数といった感じも伝わってくる。

 普及のカギを握るとされるコンテンツについては、いまのところやはりゲームなどが中心のようで、またWSJ記事では「乗り物酔い」に似た不快感のような課題がどこまで解決されているかといった点も指摘されている。そうしたこともふくめ、もうしばらくは試行錯誤の期間が続くのかもしれない。

 またゲームをはじめとするエンターテイメント以外の用途についても気になるところ。たとえば、上記のドローンとの関連でいうと、ドローンの3Dカメラをつかって撮影・作成した3次元マップのなかをVRヘッドセットを装着したユーザーが探索できる、といったものが実現できればいろいろな目的にVRが活用できるようにも思われるが、そうしたものがはたして実現可能かどうかなどはよくわからない。


三国大洋(オンラインニュース編集者)


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