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どんなにサービスが悪くても、チップは15%払うべし

ニューズウィーク日本版 / 2016年1月25日 15時42分

●チップの相場は15~20%で正しい?

 特にニューヨークのレストランで気を付けたいことだが、この街ではチップの相場自体が値上がりしている。ガイドブックには「15~20%」と書かれているが、物価の上昇を背景に今やちょっとしたレストランでは「最低でも20%」「高級店では25%」が常識となりつつある。

 私は3年前にニューヨークに赴任した際、チップの額は「タックス(8.875%)を2倍にする(=約18%)」という「ダブル・タックス」という計算方法を教わった。それが今では、フルサービスのレストランでは「20%が当たり前」で、「15%は不満足の意思表示」らしい(アメリカ人は20%出すのに対し、観光客は15%しか出さないから、観光客のテーブルにはつきたくないというサーバーの声もある)。

 そんななか、最近ニューヨーカーが教えてくれたのは「チップ前の合計額(タックス込み)を5で割る」という方法。5で割って算出した20%分を、チップとして加算する――少なくともチップが全廃されるまで、覚えていて損はないだろう。

小暮聡子(ニューヨーク支局)


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