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熊本地震「自主避難所は不要? 危ない?」現地ボランティアに聞いた

ニューズウィーク日本版 / 2016年6月14日 11時58分

 それに印象的だったエピソードがあります。重たいテーブルを動かしたいので手伝って欲しいと自主避難所にやってきた人がいたんですよ。5分で終わる仕事なんですが、ボランティアセンターに手伝いを依頼したら2週間後に派遣すると言われたんだとか。また、あるボランティア学生から「高口さんは災害ボランティアの登録をしてないんですか? それじゃモグリじゃないですか!」なんて言われたこともありました(笑)。

 こうした縦割り行政を打破してスムースな支援を実現すれば、指定避難所の利便性も大きく向上するはずです。行政が被災者のニーズにあわせた支援を提供できれば、自主避難所の数も自然と減少するでしょう。自主避難所や車中泊の問題がクローズアップされた熊本地震の教訓を熊本、そして今後起こりうる大地震の支援に役立てて欲しいと願っています。

[話を聞いた人]
高口健也
カメラマン、ライター、Webデザイナー。1981年、鳥取県生まれ。中卒。東京、福岡在住。水島ハン名義でも活動し、日本、アジアの地方都市を舞台に市井の人々の暮らしを独自の視点で追い続けている。個人事業サイト「nairobia.net」。ツイッターアカウントは@mizushima06。

高城 武(ライター)


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