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給料が安いと感じているあなたは、おそらく影響力が足りない

ニューズウィーク日本版 / 2016年11月29日 10時42分

 第四の神話は「影響力を得るには、知名度を上げなくてはならない」。だが現代のセレブカルチャーが何を言おうと、有名にならなくても影響力は手に入る。私が取材した人々は誰も世間の注目の的ではない。それでも彼らは自分が属する組織のなかで、欲しいものを手にしている。

 影響力ある人になるために必要なことを語る前に、影響力獲得の現状について考えてみよう。しばらく前まで、影響力は他者の協力なしには得られなかった。小説家には出版社、ジャーナリストにはエディター、政治家には所属する政党、ビジネスパーソンには経営陣や株主の承認が欠かせなかった。アイデアや才能だけでは不十分。広い層に働きかけるには、誰かに助けてもらうことが必要だった。言い換えれば、重要なのは創造的スキルだけでなくソーシャルスキル――人を味方につけ、チームの一員になり、組織を動かし、ルールを守ることが、アイデアやイノベーションの質と同じくらい大切だった。

 インターネットがすべてを変えた。今や影響力は他者のサポートなしで手に入る。現代のオピニオンリーダーは大統領やCEOに限らない。片田舎に住むブロガーも流行を作る。「勝者とは、普及したアイデアのこと」。マーケティングの大家で、新時代の影響力のあり方を体現するセス・ゴーディンはそう言っている。オンラインの世界で影響力を持ちたいなら、斬新でクリエイティブなアイデアを生み出せるかどうかがすべてだ。

 一方、組織のなかで仕事をする場合、アイデアだけでは勝負できない。重要なのは、いかにうまく組織を動かすか。この本はそのヒントも教える。



 さあ、どうやって影響力のある人になる? カギは5つの要素のコンビネーション――「何を知っているか」「誰を知っているか」「何をするか」「あなたは何者か」「どう動くか」だ。本書は50の戦略を、この5つのカテゴリーに分類している。あなたはどの分野で、影響力を手にできるだろう?

1 何を考えるか――アイデアによる影響力

 アイデアがものをいう時代、アイデアがある人は強い。この分野に当てはまるのはイノベーターやクリエイター、常識を破る人間だ。あなたは人と違う考え方をする。斬新なアイデアをパワフルに表現する。組織なしでも影響力を手にできる人、つまり「ソロプレナー」には大きなチャンスがある。想像力あふれる抜群のアイデアだけを武器に、多くの人に働きかけられる。例:マルコム・グラッドウェル(ジャーナリスト)

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