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「今日は赤」と意識するだけ 「カラーバス」で見える世界が変わる

ニューズウィーク日本版 / 2017年3月31日 22時27分

 コツとしてはあまり真っ正面から決めないこと。カラーバスのいいところは一見関係ないものが、色を共通項にして集まってくる、でした。なので「色」とか「タイトルワードの一部分」など、ちょっとだけ外しておくと、意外に集まりがいいみたいです。このあたりの勘ドコロは個人差もあるので、要調整。

 そして出発。すると不思議にヒントになりそうなものが見えてきます。見えてくるアイテムたちは、割合下らなかったり、一見意味不明だったりしますが、全て受け入れてください。なんせアイデアに良し悪しはなく、ひとまず何でもありですから何がヒントになるか、分かりません。勝手に自分で可能性にフタをするのはやめましょう。まずは拡げて。絞るのはその後。この原則はアイテム探しの段階でも同じです。使えるかどうかは後でじっくり検討するとして、まずはたくさん拾います。

 こうして集まったアイテムたちをどうするのか、は第3章で詳しくお伝えしますが、基本的には「組み合わせる」ことに尽きます。カラーバスは組み合わせるための要素をたくさん持っておくための考具。街は情報の宝庫だ、なんてよく聞きますが、宝の掘り出し方を知らないと、損します。色に注意するだけです。早速お試しください。

※第2回:お客さんの気持ちを「考える」ではなく「演じて」みたら?


『考具』
 加藤昌治 著
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『アイデアはどこからやってくるのか 考具 基礎編』
 加藤昌治 著
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『チームで考える「アイデア会議」 考具 応用編』
 加藤昌治 著
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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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