人類滅亡に備える人類バックアップ計画
ニューズウィーク日本版 / 2017年6月23日 19時30分
あるいは国際宇宙ステーションのように、科学実験や保守作業のために交代で滞在する宇宙飛行士が、帰還の役目を担うこともできる。
生物素材やデータを保存できそうな場所は他にもある。月、太陽系にあるガス惑星、小惑星、または宇宙空間を飛び回るのもいい。
様々なバックアップ・プロジェクトは既に提案され、今頃は世界中の研究グループが開発に取りかかっているだろう。
つまり、私たちのような「人類1.0」は近い将来滅亡するだろうと覚悟している専門家は決して少なくないわけだ。「人類2.0」の人類を創造しなければならない日に備えて、我々のバックアップを作る動きは、既に始まっている。
(翻訳:河原里香)
Jonathan Roberts, Professor in Robotics, Queensland University of Technology
This article was originally published on The Conversation. Read the original article.
ジョナサン・ロバート(豪クイーンズランド工科大学教授、専門はロボット工学)
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