「無差別殺人はなくならない」という常識に、戦いを挑む高校生たち
ニューズウィーク日本版 / 2019年7月23日 16時0分
その点こそ、彼らの運動が訴えていることだ。おまえたち大人はさっさと諦めた。くそ食らえ。邪魔するな。僕らにチャレンジさせろ、とね。
――銃の乱射をなくすにはどうしたらいいのか。
考えられる方法は3つある。まずは銃規制。2つ目はメディアが殺人者のイメージを低下させること──間違っても彼らのエゴを満足させ、彼らを英雄視するような機運を醸成してはならない。
そして3つ目は10代の若者の鬱病検査だ。年に1回か2回、ホームルームの時間に検査を行ってはどうだろうか。検査表は紙1枚で、「悲しくなる日は週に何日あるか」といった質問が10個ほどあればいい。これなら結果の集計も簡単で、どこの学校でもたいした費用をかけずに行えるはずだ。
これくらいは誰でもできる。私たちがコロンバインから学んだ教訓は、多くの場合、銃で人を襲うのは、自殺したくなるほど気分が落ち込んでいる者だという事実だ。
<本誌2019年2月26日号掲載>
※7月30日号(7月23日発売)は、「ファクトチェック文在寅」特集。日本が大嫌い? 学生運動上がりの頭でっかち? 日本に強硬な韓国世論が頼り? 日本と対峙して韓国経済を窮地に追い込むリベラル派大統領の知られざる経歴と思考回路に迫ります。
ニコール・ストーン・グッドカインド
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