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香港デモ、進化系ゲリラ戦術の内側

ニューズウィーク日本版 / 2019年9月5日 18時25分

こうした活動から生まれたのがいわゆる「前線部隊」だ。警察の攻撃をしのぎ、デモ隊を守るため、急ごしらえの「武器」で武装した若者たちだ。火炎瓶を投げるにしろ、バリケードを築くにせよ、顔認識カメラを破壊するにせよ、いつも彼らが先鋒を務める。

「彼らは暴力に訴えているにもかかわらず、デモ支持者の称賛を受けやすい」と、ヨーは言う。「同時に、警察や政府支持者からは不法行為で批判される」 

彼らこそ、香港や中国当局がテロリスト呼ばわりをする反乱分子だ。

「これまでのなりゆきを考えると、暴力が増しているのは驚くにあたらない」と、テリールは言う。「デモ隊の焦りと体制の頑なさが、対立をエスカレートさせている。だが特筆すべきは、それでもデモが全体として平和的に収まっていることだ」


※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。




手信号で補給の連絡をするデモ隊
During the protests, demonstrators use a complex system of hand signals and coordination to organize the masses. pic.twitter.com/uOJ5dvAP2w— Haley Willis (@heytherehaIey) August 10, 2019

催涙弾を無力化する「火消し隊」
Truly awesome the way Hong Kongers deal with tear gas.#antiELAB #HongKongProtests#BeWater pic.twitter.com/ptWL4nKHn4— Alex Hofford (@alexhofford) July 28, 2019


デービッド・ブレナン


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