【TWICE、Stray Kids他インタビュー】「まだ完全に理解されているわけではない」...世界を席巻した、Kポップはどこに向かうのか?
ニューズウィーク日本版 / 2023年12月15日 12時35分
◇ ◇ ◇
Stray Kidsのコンサートで声援を送るアメリカのファン(20年2月) JOHNNY LOUIS/GETTY IMAGES
──Kポップのヒット曲を作るカギは何だと思う? それは時代と共に変わってきたのか。
ビンス(YG関連レーベル所属のシンガーソングライター) 私は韓国系アメリカ人で、今は韓国に住んでいる。そのことがユニークで多様な文化に触れることを可能にしてくれた。
韓国のクリエーターには同じようなバックグラウンドを持つ人が大勢いて、いろいろな要素をミックスした曲を作るから、韓国だけでなく世界のオーディエンスの共感を得られるのだと思う。ビジュアル面の重視も大きな成功のカギだろう。このアプローチは今も変わらないし、今後も変わらないと思う。
マリオン・バンダーウィース(BTSなどに楽曲を提供する音楽コンサルタント) 最近はどこからヒットが生まれるか全く分からない。驚くようなところからバイラルになる曲がたくさんある。女性4人組FIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)はデビューから約4カ月で、シングル「Cupid」がいきなり世界のチャートをにぎわせた。
理想はキャッチーなサビ──多くの国の人が歌えるようにたいてい英語だ──と、一緒に踊りたくなるような曲調を組み合わせること。みんなが振り付けを覚えて、TikTok(ティックトック)で公開したくなるような曲がいい。
ナヨン(TWICE、28歳) 私たちの場合、とにかく素晴らしい曲に恵まれたことが幸運だったと思う。ヒット曲を生み出す上で運の果たす役割は大きい。コンセプトや振り付け、コンテンツがしっかりしていることも重要だ。これは時代が変わっても劇的に変わることはないと思う。
エイドリアン・マッキノン(EXOなどに楽曲を提供してきたソングライター、プロデューサー) 重要なのは自分の活動を愛していることに尽きると思う。どんな仕事でも、アイデアや企画書を送っておけばいいやと思う時期がある。
1度や2度ならそれでもいいかもしれないが、そういうやり方に慣れてしまうと、仕事の依頼がどんどん減っていく。自分のやっていることを愛していれば、それを通じて人間は成長できる。中途半端にやっていると、停滞する。
ワンダーキッド(ハイブ関連レーベル所属のソングライター、プロデューサー) 曲のパワーだけで大ヒットを生むのは難しい。曲と一致したコンセプトと企画があってこそだ。
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