世界で注目集める「数十年で完成する小さな森」、考案したのは日本の植物学者だった
ニューズウィーク日本版 / 2023年12月14日 17時40分
アースウォッチ・ヨーロッパは2023年初頭、英国に149の小さな森ができた時点でさまざまな効果を検証したモニタリングリポートをまとめた。
生物多様性や雨水浸透率、洪水リスクの低減、木の炭素吸収量の推定、ヒートアイランドの抑制効果、地域住民のリラックス効果など、複数の観点からデータを収集したのは3465人の市民ボランティアだ。
植樹してまだ日が浅く、効果の判断には継続的な調査が必要だが、リポートによると149の小さな森は2.4トンの炭素を吸収していた。これは英国民一人が1年で排出する二酸化炭素量の4分の1に相当するそうだ。
森の経過を見守る「ツリー・キーパー」のボランティアを務めるメラニー・ボイルさんは、「この森の科学的な原理が知りたくて参加している。小さな森は感動的」と同団体のサイトにコメントを寄せていた。小さな森の不思議をイギリス市民は科学的な視点と好奇心、双方を持って見守っているところだ。
■動画で見る驚きの「小さな森」成長スピード
驚きの「小さな森」成長スピード Earthwatch Europe / YouTube
岩井光子(ライター)
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