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「番組で人生が変わった」K-POPの新星が2023年を振り返る...ZEROBASEONE(ゼロベースワン)インタビュー

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月18日 20時15分

だがZB1の真の魅力は彼らのアーティストとして、人間としての本質にある。「僕らは1つになった」とソク・マシューはソウルからテレビ電話で語った。「そう思うと、このグループの一員になれたこと、メンバー8人がそばにいることがいかにありがたいかを考えされられる」

『MELTING POINT』で新たな歩みを始める前に、メンバーが自分たちの重要な1年を振り返った。『ボーイズプラネット』に参加してからZB1がKポップアイドルとして本格始動するまでの道のりは、9人が力を合わせて未来を刻んだ第一歩だ。グラミードットコムのイバナ・モラレスがメンバーに話を聞いた。

◇ ◇ ◇

──『ボーイズプラネット』でデビューメンバーに選ばれたときの気持ちは?

ソク・マシュー 正直、自分がオーディションに受かるなんて思ってもみなかった。練習生時代はいろんな事務所を転々としてたから。でもハンビン・ヒョン(韓国語で「ハンビン兄さん」)も選ばれたと分かってすごくうれしかったし、ほっとした。あまり自信がなかったし激戦になると分かってたけど、彼のおかげで少し自信が持てた。

ソン・ハンビン (ZB1のメンバーに)練習生として会ったとき、みんな『ボーイズプラネット』が大人気になるとは期待していないことが彼らの目を見て分かった。僕らはとにかく自分の可能性を見せつけて、それまで世界に伝えられなかった何かを示したかったんだ。

番組のプロデューサーや脚本家やスタッフの大変な努力は忘れちゃいけないけど、番組の成功は練習生全員の情熱のたまものだと思う。

キム・ギュビン 『ボーイズプラネット』は僕たちの長年の夢をかなえた。あの番組が(ファクト・ミュージック・アワードとKグローバル・ハート・ドリーム・アワードの)新人賞受賞への第一歩だったと思う。簡単に受賞できるものじゃないから、みんな感謝してるし、受賞できてすごくラッキーだと感じてる。『ボーイズプラネット』はまさに僕たちの足掛かりになったし、本当に人生を変える経験だった。

──正式にZB1のメンバーになってどんな気分だった?

パク・ゴヌク 最終話の放送後、メンバー全員で共同生活をする寮に行って(人生が変わるんだと)すぐに自覚した。これからグループ活動をスタートして、この大好きで尊敬するメンバーと暮らすんだと思うと興奮した。考えるたびにうれしくて胸がどきどきした。

リッキー 最終デビューメンバーが発表される前から、『ボーイズプラネット』は僕らが思っていた以上にすごい人気になりそうだと分かってた。正直、絶対にメンバーになれるとは思っていなかったから、名前を呼ばれて上位9人の椅子の1つに座った瞬間、「ああ、これは僕の人生の大きなターニングポイントだ」って思った。

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