高校生に学術論文が書ける? 悠仁さま「トンボ論文」に向けられた「不公平」批判について考える
ニューズウィーク日本版 / 2023年12月26日 19時0分
皇族だから普通の高校生には入れない特殊な場所のデータを集められた、専門家とのコネクションを結びやすい立場だったことに、不公平さを感じる人はいるかもしれませんが、悠仁さまがトンボに興味を持ってくれたからこそ、通常では調査できないフィールドでの生態が明らかになったと言え、そこに価値があります。
悠仁さまへの「不公平さ」は、恵まれた研究環境を羨む人よりも、「この学術論文を使えば、難関大学の推薦入試枠に合格できるだろう。そのために今の時期に論文掲載を狙ったのではないか」と受験の切り札と考える人が、いっそう感じているようです。
現時点では志望校は確定していませんし、受験方法は一般入試なのか推薦入試なのかも分かりません。さらに、悠仁さまがトンボの研究を今後も続けたいとしたら、すでに助言をもらったり共同研究したりできる研究者を得ているのですから、どの大学に入ったとしても幸せなトンボ研究ライフは送れそうです。
トンボ論文の掲載と同じ頃、修学旅行に参加した悠仁さまは、旅行のしおりに「昼に時間があればトンボ見たい」とコメントされていたと言います。「トンボ愛」は受験の成果作りのためではない「本物」であることがうかがえるからこそ、周囲も国民も先回りし過ぎず、見守りたいですね。
この記事に関連するニュース
-
悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表
NEWSポストセブン / 2024年6月29日 7時15分
-
悠仁さま 8月の国際昆虫学会議で「皇居のトンボ研究」を発表 表彰されれば「東大推薦入試」の実績に
NEWSポストセブン / 2024年6月28日 11時15分
-
音声ガイドナビゲーターに声優・江口拓也さんが決定!話題の企画券「オオセンチコガネキャップ」付きチケット詳細発表!
@Press / 2024年6月28日 8時0分
-
悠仁さま「東大合格計画」は推薦50%時代に悪手なのか…お茶大付→筑付と地歩を固めた集大成
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月23日 9時26分
-
この夏開催!科博の昆虫展はMANIAC!公式サポーターにアンガールズが就任決定!番組で見つけた新種の昆虫も展示!特別展「昆虫 MANIAC」
@Press / 2024年6月4日 9時30分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)