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高校生に学術論文が書ける? 悠仁さま「トンボ論文」に向けられた「不公平」批判について考える

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月26日 19時0分

皇族だから普通の高校生には入れない特殊な場所のデータを集められた、専門家とのコネクションを結びやすい立場だったことに、不公平さを感じる人はいるかもしれませんが、悠仁さまがトンボに興味を持ってくれたからこそ、通常では調査できないフィールドでの生態が明らかになったと言え、そこに価値があります。

悠仁さまへの「不公平さ」は、恵まれた研究環境を羨む人よりも、「この学術論文を使えば、難関大学の推薦入試枠に合格できるだろう。そのために今の時期に論文掲載を狙ったのではないか」と受験の切り札と考える人が、いっそう感じているようです。

現時点では志望校は確定していませんし、受験方法は一般入試なのか推薦入試なのかも分かりません。さらに、悠仁さまがトンボの研究を今後も続けたいとしたら、すでに助言をもらったり共同研究したりできる研究者を得ているのですから、どの大学に入ったとしても幸せなトンボ研究ライフは送れそうです。

トンボ論文の掲載と同じ頃、修学旅行に参加した悠仁さまは、旅行のしおりに「昼に時間があればトンボ見たい」とコメントされていたと言います。「トンボ愛」は受験の成果作りのためではない「本物」であることがうかがえるからこそ、周囲も国民も先回りし過ぎず、見守りたいですね。

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