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イギリス、古着を一堂に集めたクールなポップアップストアが人気 CO2削減し売上は慈善活動へ寄付

ニューズウィーク日本版 / 2024年2月19日 20時13分

イラクで活動する親イラン武装組織が1月28日にヨルダン北東部の米軍施設を攻撃した翌日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」の司令官がバグダッドを訪問して説得し、攻撃中止につながったことが、複数のイラン・イラク情報筋の話で分かった。写真はコッズ部隊のイスマイル・ガアニ司令官。テヘランで2022年4月撮影。提供写真(2024年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA)

<環境負荷が高いと指摘されるファッション業界。その常識を打ち破る試みが話題だ>

2月9日から、ロンドンの繁華街で「チャリティースーパーマーケット」というファッションイベントが始まった。洋服、靴、バッグとあらゆるアイテムが並んだこの販売会は、ニューボンドストリートの旧フェンウィックデパート内で23日までの2週間にわたって開催されている。並べられたファッションアイテムはすべて中古品という点(デパートから退居したデザイナーズブランドから寄付された商品もある)、豊富な品揃え、そしてクオリティーの高さが話題を集めている。

2月3日に店じまいしたばかりのフェンウィックはロンドン中心部のウェストエンドで130年以上続いた高級デパートだった。閉店したばかりの高級百貨店での古着販売という斬新な販売方法について、国内の多数のメディアが報じている。

古着の売上は、慈善活動のために使う

チャリティースーパーマーケットは、売り上げが慈善活動に使われる点でも注目されている。場内では、がん研究の団体「キャンサーリサーチUK」やホームレスの住居を支援する「シェルター」、中古ファッションを販売し、他国での衣類製造における労働や環境の問題解決のために資金援助をしている「トレイド」など5つの慈善団体が、各自に割り当てられたスペースで中古アイテムを販売している。

イギリスには、慈善団体が運営する「チャリティー・ショップ」が多数ある。個人や企業に寄付してもらった中古品・新中古品(衣類だけでなく、本や家具や家電なども)を販売し、売り上げはその団体の活動に使う。スーパーマーケットの参加団体は、こうした慈善団体の一部だ。

チャリティースーパーマーケットでの買い物の仕方は、通常の買い物と変わらない。いくつかの慈善団体から複数のアイテムを選んでも、レジで一括して支払える。個々の商品の売上は、各慈善団体に配分されるレジシステムを採用している。

チャリティースーパーマーケットのレジカウンター

チャリティースーパーマーケットはクラブのような雰囲気でDJプレイが行われている。

2023年1月から、イギリス内でスタート

チャリティースーパーマーケットは約1年前の2023年1月から始まった。期間限定でオープンするポップアップストア形式で、イギリス各地の「ショッピングセンター内の一角に出店する」というコンセプトだ。

最初のチャリティースーパーマーケットはロンドン北部の大型商業施設、ブレントクロスショッピングセンター内に開店した。この時参加したのは、10の慈善団体。開店期間は1カ月間だったが、あまりの人気の高さに2週間延長された。

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