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「他人にイラっ」とした時こそチャンス...その感情を掘り下げると、「自分の才能」が見えてくる

ニューズウィーク日本版 / 2024年3月14日 19時25分

僕はその光景を見て、怒りとともに、「努力すればできる」という言葉に対する違和感と怒りを覚えました。そしてそのモヤモヤ感は今でも残っています。

先生は「できないことや苦手なことを克服するのがいい人生だ」という思いから、Cさんを叱ったのでしょう。それは、才能や自己理解について深く知る機会がなかったからだと思います。

日本では、たいていの人は足し算・引き算・かけ算・わり算ができますよね。これってすごいことではないでしょうか。誰かが教育の仕組みをつくったから、算数がみんなの共通言語となっているのです。

僕の願いは、自己理解も算数と同じように、みんなが当たり前にできる世の中にしたいということ。これが実現すれば、世界はもっともっと良くなるだろうと思います。

──本書をこれから読む人に向けて、メッセージをいただけますか。

本書は、つい他者と比べて「自分はダメだ」と思い込んでいる人に読んでもらいたいです。

他者との比較ばかりしているのはつらいですし、ずっとせかされているような気分でしょう。やがて生きる喜びがなくなってしまうかもしれません。

そして、たとえ人よりいい結果を残せたとしても、上には上がいますから、「もっと、もっと」と終わりのないゴールを追いかけることになります。

そうならないように、自分の中の絶対的な才能という、いつでも立ち返れるものを見つけてください。

気づいていないだけで、才能はあなたの中に大事な宝物として存在して、あなたに生かされるのを待っています。ぜひ才能を見つける時間をとってほしいです。

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
著者:八木仁平
出版社:KADOKAWA
要約を読む

八木仁平(やぎ じんぺい)

3ヶ月10STEPでやりたいこと探しを終わらせる「自己理解プログラム」を提供する、株式会社ジコリカイ代表取締役。高知県生まれ。早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV、Twitterフォロワー数4万人超に。「自己理解プログラム」には全国から問い合わせが殺到している。最終目標は「国語・算数・ 理科・社会・自己理解」といわれる世界をつくること。共に実現を目指すメンバーを募集中。著書に、30万部を突破した『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(KADOKAWA)がある。

◇ ◇ ◇

flier編集部

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