アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃のイスラエル」は止まらない
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月15日 17時13分
イスラエルに立ち向かい、アラブ諸国を含む世界が忘れていたパレスチナ人の問題に、再び光を当てたからだ。
ハマス撲滅は、今もあらゆる陣営のイスラエル国民が重視している。だから、ハマス指導者の残党がラファにいると思われるなら、攻撃するしかないと考えるのだ。
──イスラエルがラファに攻め込むことは国家安全保障上、どのような意味を持つか。
より不安定になり、戦争が拡大するリスクが高まる。イランが反応しなくても、ヒズボラなど代理勢力が紛争を深刻化させる可能性がある。アメリカは経験上、代理政府や民兵は必ずしも統制できないことを知っているので、「代理勢力」の呼称には慎重になるべきではある。
しかし、少なくともイランの代理勢力が事態をエスカレートさせる誘因になるだろう。
Gregory F. Treverton, Professor of Practice in International Relations, USC Dornsife College of Letters, Arts and Sciences
This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.
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