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「何人でもいる」...ライシ大統領の死の影響がほぼゼロなのはなぜか

ニューズウィーク日本版 / 2024年5月31日 14時40分

ライシは親中路線を主導した(中国の習近平との北京での会談、23年2月) IRAN'S PRESIDENT WEBSITEーWANAーREUTERS

またライシの任期中、ハメネイ主導の戦略的かつ長期的な「東方」への方向転換の下、イランは中国とロシアとの関係を深めた。一方、ロウハニ時代とは交渉戦術が異なるものの、核開発計画をめぐって西側諸国との対話も続けていた。

イランの外交政策は新大統領の下でも変わらないだろう。墜落事故で外相も落命したことを受けて外相代行に任命されたアリ・バゲリ・カニ副外相は、ライシ政権下の核交渉で重要な役割を担ってきた人物だ。この人事は外交政策の継続性を強化するものだといえる。

さらにイランと近隣諸国との接近は、孤立状態からのより恒久的な移行を示唆している。関係改善の機運は短期的には続く見込みだ。

 

Ali Mamouri, Research fellow, Middle East studies, Deakin University

This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.




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