討論会惨敗の米民主党がここから「仮病」で大統領選に勝つ方法
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月1日 17時23分
「大統領になったら政敵へ報復する」「就任した初日に独裁者になる」「憲法を停止できる」などと宣言しているトランプは非民主主義のエキスパートだ。彼が言うなら間違いない。
そこで僕は、民意に逆らわない形でバイデンが身を引き、他人に候補を譲るための作戦として短期的な「大病」を提案したい。まずバイデンの健康上の懸念を発表する。(トランプに負けそうだからではなく)治療と大統領の仕事に専念したいという口実で選挙から退けるわけ。
その直後から、党大会に向けて民主党の若手候補が猛スピードで選挙活動を始める。大会で全国からのオンライン投票などでしっかり民意を採り入れる形をとる。全国民が注目するなか、本候補が決定するとバイデン大統領が舞台上で感動的な応援演説を行う。そして、最後の大統領討論で新候補が圧勝し、その勢いでホワイトハウスへ(トランプもなんらかの公共施設に入りそうだけど)。
これが「ミッション仮病」のシナリオ。夢にすぎないかもしれないが、先日の討論会で立派な悪夢を見てしまったから、しばらくそんな夢でも見たいのだ。
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