【文章力UP】「1日10分・自発的・手書き」、子どもの「論理的に書ける脳」をつくる3つのキーワード
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月1日 15時0分
その結果、紙に直接手書きした子どもたちの脳には、大人が読み書きするときと同じ部分が活発になる反応が見られたのです。一方、ほかの2つの方法には、そうした反応はごくわずかであったり、見られなかったということです。
こうしたことから、ジェームズ教授は、手で文字を書くことが子どもの脳を発達させるという結論を出しました。作文を手書きする場合は、漢字や送りがななどの言葉の成り立ちや、文字のバランスまで考えています。こうしたことまで気を配るため、手書きのほうがはるかに脳が鍛えられるというわけです。
きれいな文字は得をする! ?
作文を手書きで書くことをすすめる理由がもうひとつあります。毎日、手で文字を書けば書き方も上達するからです。
文字がきれいであることは、実はテストでも得することがあります。たとえば、作文の採点の場合、同じ内容でも、先生が読むのに苦労するほどのきたない文字で書かれた文章では、書かれた内容まで説得力に欠けて見えるからです。
きれいな字は得をします。毎日書くときは、きれいに書くことも心がけてみましょう。
『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』
ソン・スッキ[著] 岡崎暢子[訳]
CCCメディアハウス[刊]
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
ソン・スッキ(ソンスッキ)
1965年生まれ。大韓民国を代表するライティング・コーチ。ソン・スッキ作文センター、アイデアウイルス代表。稼げるライティングソリューションを提供し、企業と個人のマーケティングコンサルティングを担う。慶熙大学にて国語国文を専攻し、卒業後は、放送局、広告代理店、新聞社、雑誌社、女性向けポータルサイト、出版社などで経験を積む。執筆活動歴35年、ライティング指導歴20年。『150年ハーバード式ライティングの秘密』は韓国で10万部のロングセラー。
この記事に関連するニュース
-
国語デキない社会人でも書ける「魔法の文章テク」 問いと答えを整理すれば誰でも書けるように
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 17時0分
-
日本の小学生の宿題減る、夏休みがより幸福に?―中国メディア
Record China / 2024年9月4日 9時0分
-
子供の頃の国語授業が"元凶"だった…誰でも可能な「1冊を15分で読む」を阻む義務教育カリキュラムの罪
プレジデントオンライン / 2024年8月30日 16時15分
-
東大生がイチオシ。「子供が成長する」夏休みの課題図書3選
日刊SPA! / 2024年8月18日 15時54分
-
自由研究・読書感想文は絶滅の危機? 令和の小学生の「夏休みの宿題」が激減している理由
集英社オンライン / 2024年8月18日 10時0分
ランキング
-
1「1日15分の運動」で健康状態が大きく改善する可能性が明らかに【最新研究】
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月7日 10時15分
-
2不本意な異動の断り方「会社を辞めます」はNG。ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
日刊SPA! / 2024年9月6日 8時46分
-
3果物の“皮”は食べてもOK? 実は“中毒症状”出る場合も 注意点を管理栄養士が解説
オトナンサー / 2024年9月6日 20時50分
-
4「本当にうまい定食屋」に実は共通している特徴。“早い、安い、美味しい”には理由があった
女子SPA! / 2024年9月7日 15時44分
-
5飼い犬が「人の食べ物」欲しがる…もし与えたらどうなるの? リスクを動物看護師に聞く
オトナンサー / 2024年9月7日 20時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください