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キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない」と皇太子妃の伝記作家 「家族第一の謎めいた人」

ニューズウィーク日本版 / 2024年9月11日 19時10分

──9日に公開したビデオメッセージをどう見ましたか。

彼らはメディアとの関係を完全にコントロールしたい。それは彼女の健康状態に基づいて今後も続くだろう。彼らはそこに独立したジャーナリストを置くことはできないと言うだろう。契約カメラマンを同席させ、何が起こったかを伝える。2人はそれが良いという意向だ。

──英国の大衆紙(タブロイド)が大人しくしているのはどうしてですか。

彼らはたぶん知らないし、望む情報を持っていないのだろう。報道するのであれば正しい情報を得なければならない。ブラックアウトの状態(2人からの直接の情報発信以外は報道がない)はタブロイドが本当に知らないということを意味している。

編集者全員が同意して署名した自主規制のカテゴリーがある。医療と健康もその一つだ。

ダイアナ元妃は全く違う時代だった。元妃はあまりにも若く、露出しすぎた。王室は彼女をサポートするためにほとんど何もしなかった。25年以上前のことで、かなり違う風景だった。独立報道基準機構(旧報道苦情処理委員会)のあり方と変化、編集者の自主規制は妥当だと思う。

しかし商業的なビジネスという観点からは注意しなければならない。25年前、30年前、タブロイドは西部開拓時代のような雰囲気で、やりたい放題だった。規制があるのは当然だと思う。ただ一つ言えるのは、記者がネタをもっていれば最終的には新聞に載るということだ。

ケイトの言うことにタブロイドも耳を傾けることを強く意識した。彼女は家族を最優先させたがっていた。彼女はとても幸せな子ども時代を過ごしたからだ。両親は働いていたけど、良い経験をした。

ジョージ王子はまだ小さな少年だ。ジョージ王子にしっかり接し、彼に期待されていることを理解させなければならない。ケイトは接着剤だと思う。彼女はとても重要だ。

ケイトが注目されることに国王が嫉妬しているという見方はナンセンスだ。国王は彼女が魅力的な女性であることを十分に理解している。(つづく)




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