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フーシ派がロシアの悪名高い武器商人と手を結び、紅海はますます危険の海に

ニューズウィーク日本版 / 2024年10月29日 11時6分

「公海という概念そのものが問われている。また戦略的、作戦的、戦術的に大きな影響をもたらすような新たな手法を国家もしくは国家以外の勢力が見つけた場合、他の勢力もそのまねをするようになるだろう」と、英海軍のダンカン・ポッツ退役海軍中将はフォーリン・ポリシーに語った。ポッツは10年代前半にインド洋でEUの海賊対策作戦を指揮した人物だ。

「これが状況を大きく変えるのではないかと懸念している。高度な兵器からの防衛には高度な兵器が必要だ。それだけの能力と十分な数の(発射用)プラットフォーム、そして(新たな状況に)対応しようという意思を持つのは一部の国の海軍だけだ」

これは世界の分裂という話でもある。フーシ派はロシアと中国の船舶を標的から外している。両国はフーシ派に攻撃をやめるように圧力をかけることもしないし、他国の船舶の警護にも参加していない。

紅海での船舶攻撃への支援にロシア政府が前向きだという事実は、世界の海運が2つに分裂しつつあるということを意味している。そして2つに裂かれた海の航行は、これまでになく危険でコストがかかるかもしれない。

From Foreign Policy Magazine

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