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【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪捜査庁での調査に陳述拒否

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月15日 15時15分

官邸を出発する前にユン大統領は「残念ながらこの国は法がすべて崩れた。不法捜査だが、公捜庁の出頭要請に応じることにした。これは公捜庁の捜査を認めたものではなく、流血事態を防ぐためのものだ」と語り、「法的に無効な令状による強圧的な進行は嘆かわしい」と語ったという。

10時21分、ユン大統領側「警察が先に撤退すれば、公捜庁に自ら出席」

ユン大統領側が、公捜庁の逮捕状執行に応じることを決めた。大統領は、公捜庁に出発するために官邸を出る前に、直接声明をを発表する計画だという。

大統領側のソク·ドンヒョン弁護士は「ユン大統領はやむを得ず今日中に公捜庁に直接出席することに決めた」として「警護庁と警察の間に物理的衝突が生じれば深刻な不祥事が明らかに予想されるので、大統領としてそのような不祥事は防がなければならないという心情で、公捜庁の今回の捜査や逮捕の試みが明確に不法だと知りながらもやむを得ず決断した」とSNSに投稿した。

彼は「公捜庁と警察が先に官邸から撤収すれば警護の移動準備ができ次第、公捜庁に出発する予定」とし「出席時間は状況整理と準備など1、2時間がさらにかかり、今日午前中には公捜庁に到着することになるだろう。大統領は公捜庁に出発する時間と前後して肉声で直接声明を発表する予定」と伝えた。

ただ、公捜庁の関係者は「(尹大統領の自主出頭は)考慮しない」とし「(逮捕)令状の執行が目標」と述べている。

9時51分、ユン大統領の取り調べについて警護庁と協議

公捜庁はユン大統領を逮捕すれば、果川(カチョン)にある公捜庁庁舎で調査すると明らかにした。ユン大統領が現職大統領の身分であることを考慮し、公捜庁庁舍の爆発物点検など警護関連について警護庁と協議しているという。

公捜庁の関係者は、「大統領警護庁側から事前に協議要請があった」とし、「(公捜庁の建物に対する)爆発物の検査が必要だとか、(調査)関連の階を空けなければならないなどのことで、ユン大統領が入ってくる入口も警護庁などと協議しなければならず、まだ決まっていない」と述べた。

9時31分、「まだユン大統領への逮捕執行は行われていない」

警察関係者によると「まだユン大統領への逮捕執行は行われていない」という。また警護庁トップのキム·ソンフン(金成勲)警護庁職務代行が逮捕されたとの報道が出たが、これについても訂正が出され、午前9時30分時点まで「逮捕した人はいない」としている。

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