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【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪捜査庁での調査に陳述拒否

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月15日 15時15分

刑事訴訟法110·111条は「軍事上·職務上秘密を要する場所の場合、責任者の承諾なしに押収または捜索することはできない」と規定している。1月3日の逮捕令状執行時の令状ではこの110·111条の摘要を除外するとされていたが、今回の令状にはそれが明記されていないという。

5時、公捜庁が警護庁側に捜査令状を示して、協力を要請

公捜庁と警察の合同捜査本部が5時ごろ、大統領官邸前に進入を試みている。ユン大統領側のユン·ガプグン、キム·ホンイル弁護士も官邸前に到着した。また公館区域の内側に待機中だった警護庁の職員30人余りが公館正門方向に集まってきたという。

警護庁は官邸入口に複数のバス車両を追加配置して強制執行を阻止する壁にして対抗している状態だ。公捜庁は警護庁側に逮捕令状および捜査令状を示して、協力を要請した。また執行を妨害する行為があった場合、現行犯逮捕すると警告もしたという。

4時15分、官邸前に捜査チーム到着

警察と公捜庁の捜査チームの車両が15日午前4時15分ごろ、ソウル龍山区漢南洞(ヨンサング·ハンナムドン)のユン大統領官邸前に到着した。午前4時ごろには、警察車両も官邸に向かって出発した。ユン·サンヒョン(尹相鉉)議員をはじめ国民の力党役員らも午前4時過ぎ、官邸前に到着した。これに先立ち、警察は警察バス100台あまりとソウル警察庁所属の機動隊54部隊、約3200人を動員して15日午前0時が過ぎると、官邸前の集会を強制解散させ、進入路を確保した。現在、官邸前の歩道は通行止めになっている。

警察は今回の逮捕令状執行を支援するために前日の14日からソウル·仁川(インチョン)·京畿(キョンギ)北部·京畿南部警察庁4カ所の広域捜査団捜査官に総動員令を指示している。このうち301人に対しては同日0時から17日まで公捜庁に派遣発令も出した。投入される警察力は最大1,500人余りに達する見通しだ。

官邸前には警察の非公式推算で6500人のユン大統領支持者たちが集まったほか、与党・国民の力の議員たちも官邸前に到着し、逮捕執行の阻止を試みている。彼らは人間の壁を作って捜査機関の強制執行を防ごうとしているという。

ユン大統領に対する2回目の逮捕令状の執行をめぐり、公捜庁と警察国家捜査本部、大統領警護庁は前日の14日に集まって3者会合を行ったが、逮捕令状執行において物理的衝突が発生しないように協力を求めた公捜庁と警察に対し、警護庁はユン大統領に対する身柄確保の試みに協力することはできないと回答、物別れに終わったという。そのため、予定通りユン大統領に対する逮捕令状を強制執行することになった。

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