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習慣化が苦手な人は今すぐ〈宣言〉すれば目標達成率が上がる【富者の思考】

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月30日 11時30分

人はやめてもおかしくない状況が生じると、言い訳ばかりになる。言い訳が増えるのは、目標が遠ざかっている証だ。だから目標を叶えたいなら、必ずや〈宣言〉せよ。自分が決意し、目標へ向かう道に入ったという事実を方々へ知らせよ。

2タイプのリーダーに見る〈宣言〉の力

【タイプ1】リスクを避け宣言しないリーダー:職場で一生懸命に働き、万事に最善を尽くし、愛社精神が強いリーダー。

だが、こういう人物は目標を掲げ「いつまでにこれを叶える」と〈宣言〉はしない。働く時に頑張るのみだ。

【タイプ2】リスクを取り宣言するリーダー:いつまでに、自分が何をやるかという目標を明確に立て、〈宣言〉するリーダー。

私から見ても胸が高鳴るような大きい目標だ。タイプ2のリーダーは、自分が〈宣言〉した目標を達成できず、失望されることもある。だから、タイプ1のリーダーのほうが仕事ができ、会社により必要な存在のように見えるかもしれない。タイプ1のリーダーはリスクを避け、何も〈宣言〉しないため、約束を破ることもない。仕事を頑張り愛社精神もあり、できるリーダーだと思われるかもしれない。

しかし、結果的に見れば、タイプ2のリーダーのほうがいい成果を生み、会社で慕う人も多かった。なぜだろうか? 私の分析によると、タイプ2のリーダーは、〈宣言〉した目標値の70%以上を常に達成していた。10個あるプロジェクトを2年間担当し、7個を成功させ、3個が失敗だったと仮定しよう。実はすごい成果だ。10個のプロジェクトのうち成功した7個は、組織と個人の成果に大きな影響を及ぼした。

それならば、失敗したプロジェクトは無意味だったのか? そうではない。タイプ2のリーダーが失敗した3個のプロジェクトは、この先この人物がもっと成長できる土台となった。だが、タイプ1のリーダーは、何の〈宣言〉もせず、失敗しなかった反面、成長もしなかった。

成長は人間にとっての喜びであると知る

人間は成長する時に幸福感を抱く。成長がない人生は退屈で面白みが感じられない。インスタグラムで「根気プロジェクト:運動編」を開催した際、運動好きな人もいたが、嫌いな人もいた。200名はみんな三日坊主を卒業したいと思い〈宣言〉した。

この中で目標を達成した人は、自分でも驚き大いに喜んだ。平凡な人生に生気が吹き込まれ、喜びを満喫できたのだ。体に変化を感じたことは無論、他のこともできそうだという自信まで湧き出たと教えてくれた。これはすべて成長の証だ。

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