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習慣化が苦手な人は今すぐ〈宣言〉すれば目標達成率が上がる【富者の思考】

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月30日 11時30分

時々、〈宣言〉して失敗したら自分の位置が危うくなるのでは、と恐れる人を見かける。確かに200人中、半数以上はプロジェクトを完走できなかった。しかし、初めからチャレンジしない人と比べたら、ずっと多く運動したし、学び、成長した。

三日坊主でも三日ごとに再出発する人は、必ず成功する。だから〈宣言〉を恐れないことだ。〈宣言〉には目標に向かうためのガードレールを設置する意味以外にも、実は多くのメリットがある。

自分が心から大切に思い、愛する人々に、「変わろうと思う」と語るだけでも、無限の信頼を寄せてもらえる。組織ではどうだろうか? 「我々のチームは現状維持しながら、誰かに迷惑をかけない程度に働こう」などと言うリーダーを心から慕うことができるか? 適当に働くパフォーマンスを見せながら、何でも楽に進めようとするリーダーについていけるか、という話だ。

〈宣言〉とは、あきらめの瞬間に自分が孤独ではないと気づかせてくれるパワーだ。私が〈決断〉し〈宣言〉した目標が、孤独な道ではないという教えなのだ。その意味であなたに問いたい。

あなたはどんな〈決断〉で胸を熱くしているか?
誰に〈宣言〉し、信頼を得たいか?

◇ ◇ ◇

ケリー・チェ(Kelly Choi)

ヨーロッパ12ヵ国で寿司販売を中心としたアジア系食品フランチャイズチェーンを1200店舗展開する、グローバル企業「ケリーデリ(KellyDeli)」の創業者/会長(2021年当時)。全羅北道で生まれ、ソウルの縫製工場で働きながら夜間定時制高等学校を卒業。30代でパリでファッション事業を立ち上げるが、10億ウォン(約1 億円)の借金を抱える。これを機に、〈富者の思考〉と習慣を体得するため、1000人の成功者に学ぶ。2010年にケリー・デリを立ち上げ、2020年、「サンデー・タイムズ」が選ぶイギリスの資産家345位。

現在は、経営と〈富者の思考〉を伝えるために「ウェルシンキング・アカデミー」を設立。YouTubeやInstagram、講演活動を通じて啓発活動を続けている。著書に『パリでお弁当を売る女』(2021年、未邦訳)、『100日朝習慣の奇跡』(2023年、未邦訳)がある。。2022年には本書が大手ブックサイトYes24の「今年の本」に選出され、100刷突破記念刊行で表紙の装いを新たにした。

『富者の思考 お金が人を選んでいる』
 ケリー・チェ[著]
 小笠原藤子[訳]
 CCCメディアハウス[刊]

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