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「やるなら徹底的に...」DEI削減企業を「正しくボイコット」する方法とは?

ニューズウィーク日本版 / 2025年2月3日 10時20分

ボイコットするなら「徹底的に」

ロサンゼルスを拠点に活動するコンテンツクリエイターのダニーシャ・カーター氏(27歳)は、本誌の取材に対し、「普段はボイコットについてあまり意見を持たないけれど、誰が何をボイコットするかは自由だと思う」と語った。

しかし彼女は、「本当にボイコットを成功させたいなら、正しくやる必要がある」と警鐘を鳴らした。

自身のInstagram(@danishacarter)に投稿した動画では、「ボイコットの目的は、要求が通るまで企業に1セントも支払わないこと」と強調。「『3日後にボイコット終了』といった期限付きのボイコットは、企業に『じゃあ3日間予算をやりくりすればいいだけ』と思わせるだけ」と指摘した。

この投稿をInstagramで見る Danisha Carter(@danishacarter)がシェアした投稿

さらに、「企業にダメージを与え、要求を飲ませるためには、消費者が本気でお金を落とさない姿勢を貫くことが重要」と付け加えた。

「倫理観と価値観」を基準にすべき

テキサス州オースティンでウェブデザイナーをしているジェン・エイブリー氏(38歳)は、自身のTikTokアカウント(@jen_avery)に動画を投稿し、2023年にターゲットがLGBTQ+プライド関連商品の一部を店頭から撤去した過去に言及した。これは保守派の圧力によるもので、当時もボイコットの動きがあった。

彼女は動画内で「流行だからってボイコットするのはやめて。今この話題が盛り上がっているから関心があるだけで、本当はターゲットにどっぷり依存していて、明日また買い物に行くのを誰にも見られたくないだけでしょ?」と皮肉を込めて語った。

2023年、ターゲットは一部地域でプライド関連商品を店頭から撤去。その理由について、同社は「一部顧客の敵対的な行動が、従業員の安全や精神的な健康に影響を及ぼしたため」と説明していた。

@jen_avery In 2023, Target CEO Brian Cornell said that removing the merchandise was "a good business decision, and it's the right thing for society, and it's the great thing for our brand." #target #winterboots #dei #boycott ♬ original sound - Soap
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