「若者のクルマ離れ」をスマートフォンが後押し?

ニコニコニュース / 2012年1月1日 14時10分

スマートフォンは新たなステータスとなりつつあるのか

 今年10月に発売された「iPhone 4S」シリーズを筆頭に、2011年ヒット商品ランキング第1位に輝いたスマートフォン。「電話機能がオマケに付いた超小型パソコン」とも言われる携帯情報端末は、インターネット上の情報を手軽に扱えるうえ、利便性の高いサービスをリアルタイムで受けられるなどの理由から、若年層を中心に支持されている。

 現在、携帯電話の出荷台数のおよそ5割以上がスマートフォンになっているという統計もあり、
約4~5年後には、スマートフォンが携帯電話の契約数全体の半分以上を占めるのではないかと予測されている。スマートフォンを持つことは、若者のステータスのひとつとなりつつあるわけだが、スタイリッシュで利便性の高い「スマートフォン」という情報ツールは、かつて若者のステータスシンボルであった「クルマ」に似ているのではないだろうか。

■意外に多い「スマホ」と「クルマ」の共通点

 クルマとスマートフォンの共通点をいくつか挙げると、

1.所有ステータス:まず「持っている」ことで自慢ができる。
2.デザイン性:外観デザインに優れたものが多い。
3.カスタマイズ性:カスタマイズの幅が広く、周辺機器やアクセサリなども豊富。
4.独自性のアピール:自分の好みに合わせたカスタマイズが容易。

など、自己のポリシーやステータスを具現化する道具という観点から、さまざまな点を見出すことができる。

 また、クルマで言うところの車検整備や事故修理、板金塗装を行う会社のように、スマートフォンの修理やカスタマイズ、設定作業などを専門的に請け負う業者が国内でも目立ち始めてきた。どちらも定期的なメンテナンスが必要である「クルマ」と「、スマホ」を取り巻く環境は関連ビジネスの面から見ても、似通っていると言えよう。

■変遷する「若者のステータスシンボル」

 メルセデス・ベンツ日本が首都圏の「若者(18〜30歳)」と「かつての若者(50歳以上)」を対象に行った意識調査によると、若者のクルマへの購入欲求は依然低下しているものの、クルマに対して抱くポジティブなイメージ(『かっこいい』『楽しそう』『ワクワクする』など)は、昔とさほど変わっていないという。とはいえ、長引く不況によって「今の自分には(クルマが)欲しくても持てない」と回答する若者が目立ち、金銭面(税金、車検代、ガソリン代など)や住居面(駐車場の確保が困難など)の理由から、都市部ではクルマの所有が容易ではないことが分かる。

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