1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

スタジオジブリにカンヌ映画祭の名誉パルムドール授与、団体の受賞は初 鈴木敏夫Pがコメント

日刊スポーツ / 2024年4月17日 23時56分

スタジオジブリの外観(2024年撮影)

カンヌ映画祭(フランス)事務局は17日、スタジオジブリに名誉パルムドールを授与すると発表した。映画監督に与えられるパルム・ドヌール、俳優に与えられるパルム・ドヌール演技賞の2種類があり、23年には米俳優マイケル・ダグラスとハリソン・フォードが受賞したが、同映画祭事務局は「映画界のレジェンドをたたえ、スタジオジブリという団体に初めて名誉パルムドールを授与します」と、団体に対する初めての授与だとした。

カンヌ映画祭は「ハリウッドの巨匠たちと並んで、宮崎駿と高畑勲という2人の優れたストーリーテラー、そして多くのカルト的キャラクターが体現する日本のスタジオは、過去40年間、アニメーション映画に新鮮な風を吹き込んできました」と授与理由を説明。3月の米アカデミー賞で「君たちはどう生きるか」で、03年「千と千尋の神隠し」以来21年ぶり2度目の長編アニメーション映画賞を受賞した宮崎駿監督(83)と、13年の「かぐや姫の物語」などで知られ、18年に82歳で亡くなった同監督の先輩にあたる、高畑勲監督の名を挙げた。

カンヌ映画祭公式サイトは、スタジオジブリ代表取締役議長を務める、鈴木敏夫プロデューサー(75)のコメントも掲載した。

「スタジオジブリが名誉パルムドールを受賞したことを本当に光栄に思います。40年前、宮崎駿、高畑勲、そして私は、子どもから大人まで、ハイレベルなアニメーションを世に送り出したいという思いからスタジオジブリを設立しました。現在、私たちの映画は世界中の人々に鑑賞され、三鷹の森ジブリ美術館やジブリパークなどには、私たちの作品の世界を体感してくださる方もたくさんいらっしゃいます。スタジオジブリがこれほど大きな組織になるまでには、本当に長い道のりを歩んできました」

コメントの最後で、鈴木プロデューサーは「宮崎も私もかなり年を重ねましたが、スタジオジブリはこれからも、会社の精神を受け継いでくれるスタッフを筆頭に、新しいことに挑戦していけると確信しています。今後の展開を楽しみにしていただければ幸いです」とコメントした。

カンヌ映画祭は「今回の名誉パルムドールにより、スタジオジブリは、カンヌ映画祭が毎年開催する映画撮影にインスピレーションを与えた人々に加わります」と説明。カンヌ映画祭の会イリス・ノブロック会長とティエリー・フレモー総代表は「私たちの歴史の中で初めて、私たち祝うために選んだ人ではない、機関です」と述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください