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池上彰氏、「ニセ池上彰」のなりすまし広告に怒り「詐欺だとぜひ気付いて」メタ社声明も疑問視

日刊スポーツ / 2024年4月19日 10時4分

池上彰氏(2018年4月撮影)

ジャーナリスト池上彰氏は19日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)にVTR出演し、自身を含めた著名人になりすまして投資などを薦めるニセの広告がフェイスブックなどに数多く出回り、多くの被害者が出ていることに、怒りをあらわにした。池上氏自身、なりすまし広告の被害に遭っており、番組が、池上氏を名乗る「ニセ池上」のLINEのアカウントに友達登録し、「本人だと証明できますか」などと問い詰める場面も放送された。

池上氏は、自身になりすました広告に記された「積み立てNISA 2024年内に全額ぶち込め」という文言に「下品な表現ですね」と不快感を表明。肩書が「経済アナリスト」となったものや、自身が出演している同局系「池上彰のニュース そうだったのか!!」の画像を無断使用した偽のアカウントもあり「本当に許しがたい。結果的にだまされいる人がいらっしゃればその方は被害者ですが、勝手に使われている私も被害者」とした上で、著名人をかたったニセ広告が数多く出ているフェイスブックを運営する米IT大手メタ社に対し「プラットフォームの責任が問われる。詐欺の片棒を担がされている認識を持ってほしい」と、責任を果たすよう求めた。

プラットフォーム側に偽の広告の削除を要請しているが「全くだめ。削除されたことは1度もない」と明かし、最初にニセ広告の存在を知った時は「がくぜんとした」と振り返った。

番組では、偽アカウントの「ニセ池上」にLINEを通じて連絡を試みる場面も放送された。池上氏本人であることを証明するよう求めたり、電話をかけると、応答がない場面も放送された。

池上氏は「絶対にだまされないでくださいね。私はこうやって投資を呼びかけたりということは一切しません。(ニセ広告を見ても)うそだ、詐欺だとぜひ、気付いてください」と、画面を通じて呼びかけ、被害者には「本当に心が痛みます。絶対に許されないことだ」と口にした。

メタ社が16日に発表した声明で「広告規定に沿って広告を審査しているが、世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴う。社会全体でのアプローチが重要」などと主張したことには批判が相次いでいるが、「社会全体の取り組みが必要などと、まるでひとごとのような声明。責任を深く受け止めているという態度を示して欲しかった」とする池上氏のコメントも紹介された。

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