月亭八方「実は六方になりかけた」 芸名エピソードを明かす

月亭八方

落語家の月亭八方（76）が19日、ラジオ大阪「金曜お昼は、めっちゃ方正！」にゲスト出演。弟子入りした当時「八方」ではなく「六方」の芸名になりかけたエピソードを明かした。

八方は1968年（昭43）故月亭可朝さんに入門した。その際、可朝さんから一度は「六方」の名前をつけられた。「ろっぽう」とは「おいちょかぶ」で使われる言葉で、名前をどうするか迷った可朝さんは、おいちょかぶでもう一枚引くか否か、迷う「6」になぞらえて「六方で行こう」と命名。

「さあ、この日から六方を名乗る、というタイミングでなんば花月（劇場）に師匠と行ったんです。そこで出会ったのが吉本本社の八田部長でした。すると師匠が『うちに来た新しい弟子です。八田部長から一文字いただいて月亭八方です』と急に変わったんです」と八方。八田氏も「それなら応援せんとあかんな」と笑顔で答えた。可朝さんの天才的なひらめきで、そのまま八方を名乗ることになった。

その後、MBSテレビ「ヤングおー！おー！」などに出演した八方は若くして売れっ子に。関西では誰もが知る人気者となった。