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元モー娘。市井紗耶香が「繰り上げ参院初当選」の怪…辞退意向も現制度は当選後に辞職手続き必要

日刊スポーツ / 2024年4月25日 17時23分

21年8月、参院選への出馬を宣言した元モーニング娘。の市井紗耶香

2019年参院選比例代表に立憲民主党から出馬し、次点で落選したアイドルグループ、モーニング娘。の元メンバー、市井紗耶香(40)が25日、参院議員に「初当選」した。中央選挙管理会の選挙会がこの日開かれ、市井の繰り上げ当選がいったん決まり、市井は形式上「参院議員」となった。

東京15区補選(28日投開票)に出馬した須藤元気氏が参院議員を自動失職したことに伴うものだが、市井はすでに辞退する意向を示している。それにもかかわらず、制度上の問題で、いったん「繰り上げ初当選」とならざるを得ない複雑な事情があった。

須藤氏は2019年参院選で当選時、立民に所属。そのため、当時の立民の比例名簿により、次点だった市井が繰り上げ当選の対象となったが、市井は今月3日、Xで辞退する意向を表明している。

しかし、国会関係者によると、現在の立民は、2020年9月に1度解党され、国民民主党の議員を加えた「合流新党」として新たな立民の組織となった経緯がある。そのため、須藤氏や市井が出馬した2019年参院選当時の立民とは異なる組織という扱いになり、現在の立民は、当時の立民の比例名簿を変更することはできない。そのため、今回のような複雑な手続きが生じる状況が生まれたわけだ。

市井側は今後、辞職の手続きを行い、参院本会議で許可される必要がある。市井の辞職の手続きが終われば、次々点だったアカペラグループ「RAG FAIR」元メンバーの奥村政佳氏(46)が、正式に繰り上げ当選となる見通しだ。

今回の繰り上げ当選をめぐる制度上の問題については、立民の泉健太代表が19日の定例会見で「選挙で1度結果が出た後、自分が名簿に登載され続けるか、削除を申し出るか、今の制度では、存続政党がない場合は本人の意思があってもできないことになっている」とした上で「今回、1度当選資格を得てしまうということは、いろんな思いがあるのではないか」と指摘していた。

市井が形式上であったとしても「参院議員」になった場合、歳費などが支払われることになる。4月の場合、日割り計算で1日当たり計7万6466円になるという。

一方、この日開かれた衆院本会議では、長崎3区補選(同)に出馬した立民の山田勝彦氏(比例九州ブロック)の自動失職に伴い、2021年衆院選の立民の比例名簿により繰り上げ当選した立民の川内博史氏(62)が、議場で紹介された。

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