大鶴義丹「最後まで芝居を愛して、芝居に愛された、最高に幸せな人生」父唐十郎さんを追悼

報道陣に対応し、一礼して引き揚げる大鶴義丹（撮影・江口和貴）

劇作家唐十郎（から・じゅうろう）さん（本名大鶴義英＝おおつる・よしひで）が4日午後9時1分、急性硬膜下血腫のため、都内病院で亡くなった。84歳。1日に自宅で転倒し、救急搬送されたという。

訃報を受け、俳優で長男の大鶴義丹（55）が所属事務所を通じて、コメントを発表。「私がまだ10代だったとき、いつも父は、3度の飯のように芝居をし続けたいと言っていました。最後まで芝居を愛して、芝居に愛された、最高に幸せな人生だったと思います」と追悼した。

唐さんは12年にも自宅で転倒し、脳挫傷と外傷性脳内血腫で半年間入院。その後は舞台出演もなく公の場に姿を見せることも少なくなっていた。