国民玉木代表「今国会中の解散可能性残っている」岸田首相の６月解散警戒「支持率上がっている」

岸田首相（2024年2月撮影）

国民民主党の玉木雄一郎代表は7日の定例会見で、岸田文雄首相が今の通常国会（6月23日まで）での衆院解散・総選挙に踏み切る可能性が「残っている」と指摘した。

5日に発表されたJNNの世論調査で、岸田内閣の支持率が前回調査から7ポイント上昇して、29・8%だったことに触れ「JNNさんの世論調査を見ると、支持率が結構上がっている。外交的な成果も評価をされたのか、政治とカネの問題も少し、悪い意味での『慣れ』も国民の中に広がってきているのか」と分析した上で「今国会中の解散の可能性は残っていると思います」と口にした。

「特に憲法記念日の岸田総理のビデオメッセージを見たが、憲法改正への意気込みややる気が、これまで以上に高まっている感じもした。拉致問題も水面下でいろいろな動きもあるのではないかといわれている」とした上で「常に今国会中に選挙があるという前提で、しっかり準備を進めていかないといけない」と述べた。

「（衆院）3補選で（自民党は）負けたが、選挙はかなり先になるという話もあるが、常在戦場で緊張感をもって、いつ選挙があってもおかしくないよう準備を加速したい」と話し、支持率低迷で追い込まれているはずの岸田首相の「6月解散」を警戒した。