吉永小百合 映画女優デビュー65周年企画、本人登壇特別上映会を５・24池袋・新文芸坐で開催

「吉永小百合　映画女優デビュー65周年記念企画」のメインビジュアル

吉永小百合（79）の映画女優デビュー65周年記念企画の一環として、吉永本人が登壇する特別上映会が24日に都内の池袋・新文芸坐で開催することが8日、発表された。

「吉永小百合　映画女優デビュー65周年記念企画」は、23年の主演作「こんにちは、母さん」（山田洋次監督）で出演した映画が123本目となった吉永の、スクリーンデビュー65周年を記念して開催。“吉永小百合の青春時代”をテーマに、2年間にわたり実施するが、6月6日刊行の「吉永小百合　青春時代写真集」（文藝春秋社）の発売に先立ち、24日午前10時から池袋・新文芸坐で、吉永が自ら選んだ作品の上映を行う、発売記念特別上映会を開催する。

当日、上映するのは次の2作品。

＜1＞「潮騒」（森永健次郎監督、64年）出演：吉永小百合、浜田光夫、清川虹子、平田大三郎。三島由紀夫の原作を、吉永小百合と浜田光夫の日活青春スターコンビ共演で映画化。小島の漁村を背景に、若い漁民と海女の恋物語を詩情ゆたかに描く文芸青春大作。

＜2＞「風車のある街」（森永健次郎監督、66年）出演：吉永小百合、浜田光夫、芦川いづみ、新井麗子。吉永・浜田の純愛コンビが、長期オランダロケを敢行。チューリップと風車が美しい異国の地で、心に宿る本当の愛を探す純愛ドラマ大作。

上映後には、吉永が娯楽映画研究家の佐藤利明氏（60）とトークショーを行う。日活映画とともにに過ごした青春時代の話や、特別上映会のために自選した2作品について、写真集「吉永小百合　青春時代写真集」の監修作業など、吉永本人から直接、話を聞くことができる貴重な機会となりそうだ。チケットは、17日午前0時からオンライン、窓口では同9時から、それぞれ販売を開始する。

吉永は「吉永小百合　青春時代写真集」刊行決定にあたり、以下のコメントを発表した。

「日活撮影所に初めて行ったのは、高校の入学式の日でした。制服から真っ赤なブラウスに着替えて、撮影所行きのバスに乗ったのです。それからの日々は、日活が私のもう一つの学校になりました。思い出がいっぱい詰まっている、私の日活青春時代の写真集。どうぞ、ご覧になって下さい」

「吉永小百合　映画女優デビュー65周年記念企画」は、今後もさまざまな企画がめじろ押しだ。25日から6月28日まで、都内の神保町シアターで特集上映「1960年代－吉永小百合と私たちの青春」が開催される。

6月6日には「ガラスの中の少女」（60年）「愛と死をみつめて」（64年）「赤い蕾と白い花」（62年）「潮騒」（64年）「大空に乾杯」（66年）がセットになった「吉永小百合＆浜田光夫『純愛ブルーレイボックス』」が発売される。

また、CS放送「映画・チャンネルNECO」では、6月に吉永小百合の特集放送が決定した。吉永小百合と浜田光夫コンビでは珍しい青春アクション作「俺の背中に陽が当る」（中平康監督、63年）をはじめ、4作品を放送予定。

Amazonプライムビデオのチャンネル「日活プラス」では、吉永の主演作をはじめ、これまで映像商品化がされてなかった出演作「天使が俺を追い駈ける」（井田探監督、61年）「星の瞳をもつ男」（西河克己監督、62年）をはじめ、日活スターの出演作、名作の4K版から、これまで未配信・未DVD化の蔵出し作品まで300作品以上を配信中。