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『護られなかった者たちへ』『RAMEN FEVER』魂を揺さぶられるエンターテインメント&ドキュメンタリー

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年10月2日 11時30分

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1017回】

(左)『護られなかった者たちへ』/(右)『RAMEN FEVER』

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、現在公開中の『護られなかった者たちへ』と『RAMEN FEVER』をご紹介します。

『護られなかった者たちへ』

映画館で観たい!『護られなかった者たちへ』~心えぐられる衝撃作

“どんでん返しの帝王”の異名を取るベストセラー作家・中山七里の同名小説を映画化した『護られなかった者たちへ』。

東日本大震災から10年目となる宮城県を舞台に、連続殺人事件の容疑者となった青年と彼を追う刑事の姿を描くと同時に、日本社会が抱える格差の実態を浮き彫りにする、骨太なヒューマン・ミステリーが誕生しました。

『護られなかった者たちへ』

『護られなかった者たちへ』のあらすじ

宮城県内の都市部で、全身を縛られたまま放置され餓死させられるという連続殺人事件が発生した。被害者はいずれも、誰からも慕われて“善人”と呼ばれている人格者ばかり。

あまりにも凄惨な事件の捜査線上に浮かび上がった容疑者が、利根泰久。別の事件で服役し、刑期を終えて出所したばかりの男だった。

刑事の笘篠誠一郎は、被害者たちから見つけ出した共通項を元に利根を追い詰めて行くものの、彼が犯人だという決定的な証拠をつかめずにいた。やがて、第3の事件が起きてしまい……。

『護られなかった者たちへ』

『護られなかった者たちへ』のみどころ

主人公・利根泰久役は、『るろうに剣心』シリーズを大ヒットへと導き、唯一無二の存在感を放つ佐藤健。

身寄りがなく孤独に生きて来た“過去”と、人生をやり直そうとするにもかかわらず疑いをかけられてしまう“現在”。2つの時代が交錯しながら展開して行くドラマのなかで、心を閉ざした謎めいた男を人間臭く演じる様子は必見です。

一方、利根を追う刑事・笘篠誠一郎役は、幅広い演技で日本映画界を牽引する阿部寛。ストイックでありながらも、心の奥底に言い知れぬ喪失感を抱えている繊細な人物像を見事に体現しています。

共演には連続テレビ小説「おかえりモネ」で注目を集める清原果耶をはじめ、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人など、豪華なキャストが集結。

メガホンを取ったのは、『友罪』『64-ロクヨン-前編/後編』など、社会派エンターテインメントの旗手である瀬々敬久監督。

東日本大震災と生活保護。重いテーマを扱いながらも社会的な問題提起に偏ることなく、“そこに息づく人々”の姿を鮮やかに描き出す手腕は、本作でも見事に発揮されています。

『護られなかった者たちへ』

東日本大震災から10年を迎え、コロナ禍に生きることを余儀なくされている現代。そんな過酷な時代の真っ只中にいる私たちは、本作で描かれていることに対して、“映画のなかだけのお話”として片付けられないリアルさを感じずにはいられないでしょう。

どんなにもがいても抗えない“負の連鎖”のなかにも、一筋の光はある。混迷の世に放たれた入魂の1作を、是非、スクリーンで。

『RAMEN FEVER』

コチラも映画館で観たい!『RAMEN FEVER』~最高にドラマティックなドキュメンタリー!

日本の国民食であり、世界各地で人気を博すラーメンにスポットを当てたドキュメンタリー映画『RAMEN FEVER』。

国内外に店舗を持つ「AFURI」の代表取締役・中村比呂人氏と、ニューヨーク「NAKAMURA」のオーナーシェフ中村栄利氏。カリスマ的な才能を持つ天才ブラザーズのラーメンに賭ける情熱と生き様が、観る者の魂を揺さぶる。

たかがラーメン、されどラーメン。ラーメンは、ロックだ!

『護られなかった者たちへ』

『護られなかった者たちへ』

2021年10月1日(金)から全国ロードショー
出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、吉岡秀隆、倍賞美津子
主題歌:桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」(NHK出版)
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫 瀬々敬久
音楽:村松崇継
配給:松竹
(C)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/mamorare/

『RAMEN FEVER』

『RAMEN FEVER』

2021年10月2日(土)からK’sシネマほか全国順次ロードショー
監督・プロデューサー・脚本・撮影・編集:小林真里
出演:中村栄利(NAKAMURA)、中村比呂人(AFURI)、竹井和之(とら食堂)、デヴィッド・ゲルブ、山田宏巳(インフィニート ヒロ)、成澤由浩(NARISAWA)
エグゼクティブ・プロデューサー:小林正憲、小林道子
音楽:Slowdive、小林純生、Hideki “YODA” Suematsu
配給・製作:MK Film
(C)MK Film
公式サイト https://mk-film.jimdosite.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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