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“駅弁御朱印帳”片手に、新潟の「七駅弁巡り」をやってみた!

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年12月27日 11時55分

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

川岳軒のオリジナルスタンプ

年末年始は神社仏閣へお参りされる方が多いもの。「七福神巡り」は正月の定番ですね。加えて、近年は「御朱印集め」も人気です。これにあやかって、新潟の駅弁屋さん7社が、この年末年始、共同で「越の駅弁7箇所巡り」なる取り組みを行っています。各売店では先着350名まで「駅弁御朱印帳」なるものをプレゼント。この御朱印帳を片手に、各店を巡りながら、オリジナルスタンプを集めていきます。私もさっそくチャレンジしてみました。

E129系電車・普通列車、上越線・土合~土樽間

新潟「駅弁御朱印帳」の旅 ~越後湯沢駅・川岳軒(第1回/全7回)

国境の長いトンネルを抜け、上越線の電車が雪煙を上げながら土樽駅に入っていきます。東京から新潟を目指せば、空っ風が吹きつける上州から長いトンネルを抜けた瞬間に、真っ白な雪景色に変わるのが、冬の新潟旅の「醍醐味」と言っても過言ではありません。上越新幹線は大清水トンネル、時間に余裕があれば、在来線を高崎・水上と乗り継いで、越後湯沢を目指していきましょう。

越後湯沢駅

待望の雪が降って、スキーシーズンが始まった越後湯沢。上越新幹線の「たにがわ」号もガーラ湯沢行として運行されています。今季は、おなじみの「JR SKISKIキャンペーン」が始まって30周年。いまや定番となっているウィンターソングや、印象深いキャッチコピーとともに登場する若手俳優さんなど、さまざまな形で注目を集め続けています。そんなウィンタースポーツを楽しむ皆さんと別れて、私が集めたいのは駅弁屋さんのオリジナルスタンプ!

川岳軒売店

越後湯沢駅の改札を抜けた正面、「がんぎどおり」の一角にあるのが、昭和6(1931)年から90年間、お隣・石打を拠点に駅弁を手掛け、いまは越後湯沢をメインに販売する「川岳軒(せんがくけん)」です。売店にはもちろん「越の駅弁7箇所巡り」のパンフレットとともに案内がありました。まずは「駅弁御朱印帳」をいただくため、川岳軒の“推し駅弁”「牛~っとコシヒカリ」(1100円)を手に取って、購入すべく、近くの5番レジへ向かいます。

牛~っとコシヒカリ

「牛~っとコシヒカリ」は、その名の通り、南魚沼産コシヒカリの白いご飯の上に、地元の桜井畜産の和牛がたっぷり載った牛肉駅弁。越後湯沢では、この駅弁の購入者限定で、1人1冊に限り、駅弁御朱印帳が先着350名までプレゼントされています。販売時間は午前10時からで売り切れ御免。2日前までに電話予約(025-783-2004・川岳軒、8:00~17:00)すれば、取り置きしてもらうことも可能です。

駅弁御朱印帳とオリジナルスタンプ

5番レジで「牛~っとコシヒカリ」を購入し、「越の駅弁7箇所巡り」をしたい旨を告げると、待望の“駅弁御朱印帳”が登場しました。このハードカバーのデザインはワクワクします! おしゃれな見た目はもちろんですが、よく見ると新潟県の形、朱鷺に米俵、直江兼続の兜、三条の食器、火焔土器、塩引き鮭などなど……さまざまな新潟の名物がしっかり描かれて、旅心をくすぐってくれます。裏面には、おなじみ「駅弁マーク」も入っています。

自らの手で押印

さっそく、オリジナルスタンプを自らの手で押印していきます。大きめのスタンプですので、細かく指で木の板の部分を押してインキをつけ、押印する際も、同様に指で板を押して、丁寧に駅弁御朱印帳に押し付けていくのが、きれいに押すコツです。なお、湯沢の場合、5番レジでの押印となりますので、東京行の新幹線発車間際や、週末の繁忙時間帯は外して、比較的、他のお客さまが少ない時間に訪問するのがお薦めです。

川岳軒のオリジナルスタンプ

川岳軒のオリジナルスタンプは、「牛~っとコシヒカリ」にちなんだ黒毛和牛と、南魚沼ののどかな風景が描かれていました。改めて、「越の駅弁7箇所巡り」の基本ルールです。

(1)新潟県内の駅弁屋さんの「直売所」を訪問(12/4・土~2/13・日まで)。

(2)最初の駅弁屋さんでその店の「推し駅弁」を購入、駅弁御朱印帳を入手(各店先着350名、1人1冊まで)。

(3)全部で7箇所のお店を巡って、各店で駅弁を購入。

(4)最後に購入したお店で「コンプリート記念スタンプ」も押印。

牛~っとコシヒカリ

【おしながき】
・白飯(南魚沼塩沢産コシヒカリ)
・牛肉煮(南魚沼市・桜井畜産の黒毛和牛) はじかみ
・玉子焼き
・蒲鉾
・干し大根

牛~っとコシヒカリ

雪深い南魚沼らしく、濃いめの味付けが食欲をそそってくれる「牛~っとコシヒカリ」。南魚沼産コシヒカリの濃厚な味わいと相まって、その名の通り、ギュ~ッとうま味が凝縮され、食べ応えがあります。雪のなかで冷えきった体を駅弁をガッツリいただくことで燃焼させるもよし。まずは湯沢の温泉でじっくり温まってからいただくもよし。この冬も、湯沢からのスキー客の皆さんのお腹を満たしていきます。

北越急行HK100形電車・超快速「スノーラビット」、北越急行ほくほく線・うらがわら~大池いこいの森間

まずは、東京からいちばん近い越後湯沢駅で駅弁御朱印帳を入手し、川岳軒のオリジナルスタンプを無事ゲットして始まった「越の駅弁 7箇所巡り」。越後湯沢の次は、上越地方の直江津駅を目指します。ほくほく線の超快速「スノーラビット」なら、越後湯沢~直江津間は約1時間の旅。「週末パス」や「えちごツーデーパス」を使って、新潟のバラエティ豊かな鉄道の旅を楽しんでまいりましょう。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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