SNS型投資・ロマンス詐欺で会社経営者が約1億円だまし取られる 神奈川県 同様被害が急増中

神奈川県警

横浜市に住む60代の会社経営者の男性が、SNS型投資・ロマンス詐欺でおよそ1億800万円をだまし取られる被害が発生しました。

警察によりますと、横浜市都筑区に住む60代の会社経営者の男性は去年の夏頃、出会い系アプリで知り合った女性らしき人物から、メッセージで「原油投資で儲けている。あなたもやってみないか」などと持ちかけられました。

その後、無料通信アプリで女性らしき人物から投資家アシスタントを名乗る人物を紹介され、去年11月に初期投資の費用の名目として800万円を、さらに投資で出た利益の両替手数料などの名目で去年12月から今月にかけて15回にわたりおよそ1億円を、指定されたインターネット口座に振り込み、だまし取られました。

22日、会社経営者の男性から被害届が出され、投資家アシスタントから振り込むように指示されたインターネット口座の名義は振り込むたびに異なっていたということです。

警察は、出会い系アプリで女性らしき人物が恋愛感情を使って男性を勧誘し金をだまし取っていたとみて、詐欺事件として捜査しています。

神奈川県内では、去年確認されたSNS型投資・ロマンス詐欺の被害金額が前年比でおよそ4倍に増加するなど被害が急増していて、警察が注意を呼びかけています。