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もう我慢しなくていい 情報を力に自分で未来を「取りに行く」 RIKACOさんから、全ての女性たちへbr /

沖縄タイムス+プラス / 2024年3月8日 5時15分

 13歳でモデルデビューし、俳優やタレントとして、2人の息子を育てる母として、飾らないまっすぐな言動が多くの女性たちに支持されてきたRIKACOさん(57)。最近はユーチューブで自身の更年期症状について語ったり、ボディケア商品やアパレルのブランドを立ち上げたりと、環境に配慮した生活スタイルや、自分を信じ愛する「セルフラブ」のマインドを広く発信している。国際女性デーの8日に合わせ、沖縄タイムスはRIKACOさんにインタビューし、全ての女性たちへメッセージを送ってもらった。

■気づきと変化を実感      

  2月に東京・六本木で開かれた「フェムテックフェス」。最新のフェムテック製品の展示や、更年期、生理、子どもと性をテーマにしたディスカッションなどがあり、RIKACOさんも足を運んだという。

  「あのフェスで一番感じたのは『私たちはもう、我慢しなくていいんだ』ってこと。今は自分次第でいろいろ検索して調べれば、さまざまな情報にたどり着く。自分に足りないものを、何も怖がらずに手に入れられる。日本に売ってない物もあるけれど、情報をゲットするだけで未来が開けるというか」

 「若い世代にとっては更年期なんて先の話かもしれないけれど、例えば10年後に自分事になった時、当たり前のように海外の商品も選べたらうれしいよね。女性たちが先々のことに興味を持ち、我慢しなくていいってことに気付くためにも、情報を取りにいくこと、沖縄タイムスさんのようなメディアがバンバン発信してあげることってすごい大切なんじゃないかな」

■「不調あれば受診」を身近に

  50歳前後の更年期に訪れた心身の変化や両親の死、息子たちの巣立ちといった経験をユーチューブなどでリアルに語っている。

  「私の更年期について知りたい人はユーチューブを見てほしい。一口に更年期症状と言っても、重い人も軽い人もいて、ほんと人それぞれ。私は医者じゃないから、ここでは安易にアドバイスしたくないの。ちょっとでも体の不調がある人はまずは受診してほしい。産婦人科の先生を味方に付ける、主治医を持つことが何よりも大事」

  「女性は思春期から妊娠・出産、子育てとそれぞれのライフステージで、たくさんの問題に向き合うと思う。私自身、2人の男の子を出産して仕事をこなし、離婚を経験し、子育てを含めさまざまなことに悩みながら更年期を迎え、老年期に向かわなきゃいけない年齢になった。昔は女性の体をいたわるためのオプションが少なすぎたから、情報を得られずに努力できなかったこともあるけれど、今は違う。だから、そこはすごいうらやましいですよね」

■声を上げていこう

 多様な場面で「セルフラブ」の実践を呼びかける。社会に思うこと、女性たちに送る言葉とは。
 
 「生理で体調が悪くても、仕事を休みたいと言えなかったり、言っても会社が受け入れてくれなかったりする。出産を機に会社を辞めたとか、キャリアアップを諦めたとか、残念な話がまだまだ多いじゃないですか。企業には女性がもっと働きやすい環境を作ってもらいたいし、進化してほしいよね」
 
 「ただ、私の仕事でいうと、実は誰からもサポートを受けていない。だから、自分で自分の体に敏感になってちゃんと伝えなきゃいけない。今体調が悪いとか、こういう状況だから休みたいとか、はっきり言えないとつぶれてしまう。企業で働く女性も自分の状態をはっきり言えることがすごく大事で、それは恥ずかしいことじゃない」

 「自分を大切にして、自分が自分のパートナーになって、自分が自分の家族になって自分を守る。他人や会社に何かを求める前に、誰かのせいにする前に、何をしたいかを自分に問いかけて、未来を切り開いてほしい。こんなに情報があふれているんだから、目を光らせて見極めていってほしい。全ての女性たちが、なんかこう元気になる社会が実現したらすごくいいですよね」

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