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91歳の漁師、180キロのカジキを釣り上げ 「体力的にはまだまだいける」 沖縄・久米島

沖縄タイムス+プラス / 2024年3月30日 6時34分

(写図説明)巨大カジキを釣り上げた伊良皆真徳さん=22日、久米島町真泊漁港(久米島漁協提供)

 沖縄県久米島町真謝の漁師で91歳の伊良皆真徳さんが、体長約2.5メートル、重さ約180キロの巨大なクロカワカジキを釣り上げた。毎年この時期はカジキのみを狙うと言い、漁に出て5回目で今年の初物を手にした。

 22日の昼前、同町真泊漁港の沖合18キロ付近でおにぎりを食べようとしていると、手応えがあった。手が届くところまで機械で引き寄せ、銛(もり)を2本打つ。引き上げるまでに1時間ほど格闘したという。

 真っ先に妻のトシさん(89)に「大きいのを釣ったよ」と携帯電話で連絡すると、「おめでとう」と声をかけられたという。漁港に戻ると、漁協職員らが出迎えて祝福した。

 伊良皆さんは元船員で55歳まで那覇-久米島間を結ぶ客船・白瀬丸などで勤務し、その後は漁師をしている。「昨年はカジキを5本水揚げしたので、今年も5本が目標。体力的にはまだまだいける」と柔和な表情で笑った。(比嘉正明通信員)

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