那覇市の中古マンション、高い資産性 再販価値は新築時の1.5倍 7年連続で全国トップ10入り
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月30日 11時20分
那覇市内の中古マンション価格が高止まりし、中古売却の際に得られる利益の目安になる「リセールバリュー(RV、再販価値)」の上昇が際立つ。不動産調査会社の東京カンテイ(東京)によるRVの全国ランキングは2017年以降、7年連続トップ10入り。東京都心が上位の大半を占める中、地方では異例だ。23年は全国9位だった。
RVは築10年前後の中古マンションの平均希望売り出し価格を、新築分譲時の価格と比べて算出する。地域別の資産価値を比較するため、同社が14年以降、サンプル数が一定水準を満たす市町村と行政区を対象に全国順位をまとめている。
23年に9位の那覇市のRVは158.3%だった。市内の中古マンションは平均して新築分譲時の約1.5倍の価格で売りに出されていることになる。1位は東京都港区(RV=188.4%)。国内の富裕層や転売目的の海外投資家によるマネーの集中で価格が高騰する東京23区が上位10地域中7地域を独占した。
那覇市は17年に7位となり、初のトップ10入り。18年の2位から順位を下げるが、10位内を保ち、RVは上昇の一途をたどる。統計開始の14年以降、5年以上連続でトップ10入りしたのは東京23区を除くと京都市中京区のみ。
同社データによると、那覇市内の中古1戸当たりの流通価格は23年に3785万円だった。13年は2128万円で、この10年で77.9%高くなった。県全体でも上昇の勢いは強く、23年の価格は13年比で84.4%高い3690万円だった。(デジタル編集部・篠原知恵)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2023年】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月17日 7時0分
-
中古マンション流通のさらなる活性化に向け、TERASSがHOME'Sへの中古マンション情報掲載を拡大
PR TIMES / 2024年5月14日 17時45分
-
都内のファミリータイプ物件は平均6万円上昇!2024年1~3月賃貸市場動向分析(いえらぶ調べ)
PR TIMES / 2024年5月10日 16時45分
-
マンションは、戸建住宅を買えない人が住むところ? 上昇、なだらかに下落、無価値…日本の不動産市場で起きている「三極化」の現実
集英社オンライン / 2024年5月8日 11時0分
-
首位1坪389万円「地価が高い埼玉県の住宅地300」 上位82地点が1平方メートル当たり30万円以上
東洋経済オンライン / 2024年4月21日 7時40分
ランキング
-
1庶民は買えない!?マンション高騰は続くのか? 今後のインフレで日本の不動産はどうなるのか
東洋経済オンライン / 2024年5月17日 19時30分
-
2「セブンプレミアム」売上高、累計15兆円を突破…節約志向でPBの存在感高まる
読売新聞 / 2024年5月18日 0時3分
-
3「株価暴落」引き起こしてしまう意外な"きっかけ" 金融危機のきっかけとなった市場急落のケース
東洋経済オンライン / 2024年5月18日 8時40分
-
4住みたい街の特徴 3位「交通の便がいい」、2位「治安がいい」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月17日 17時15分
-
5血圧・血糖値・コレステロール値…良くない結果に肩を落とすも「健診の数値は気にしなくていい」ってどういうこと?【有名医師が助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月18日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください