月面着陸から55年、あの映像はリアルか“フェイク”か!?『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』公開決定
ORICON NEWS / 2024年4月9日 6時39分
大ヒット映画のリメイクやシリーズ続編が続くハリウッド映画で、人類初の<月面着陸>に関する“ウワサ”から生まれた、完全オリジナル脚本の映画『FLY ME TO THE MOON(原題)』が、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の邦題で7月19日に公開されることが発表された(配給:ソニー・ピクチャーズ)。
【動画】映画『フライ・三―・トゥ・ザ・ムーン』予告編
北米の一部の地域で7年ぶりとなる皆既日食(太陽と月と地球が一直線に並び、地球から見た太陽が月と重なって完全に隠れる天体現象)が見られた現地時間8日に、本作の予告編がとなった。なお、公開日の翌日は55年前、アポロ11号が月に着陸した記念すべき日となる。
1969年、アメリカ。ケネディ大統領が宣言した<人類初の月面着陸を成功させる国家的宇宙プロジェクト=アポロ計画>がスタートして8年。人類の大きな<夢>は未だ成功ならず、米ソ宇宙開発競争で後れを取る中、失敗続きのNASAに対して国民の<月>への関心は薄れ、予算は膨らむ一方。この悲惨な状況をなんとかしようと、ニクソン大統領に仕える政府関係者モー(ウディ・ハレルソン)を通してNASAに雇われたのは、PRマーケティングのプロ、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)。
このプロジェクトを全世界にアピールするためなら手段を選ばないケリーは、アポロ11号の宇宙飛行士たちを「ビートルズ以上に有名にする!」と意気込み、月面着陸に携わるNASAスタッフにそっくりな役者たちをテレビやメディアに登場させ、“偽”のイメージ戦略を仕掛けていく。
そんな彼女に対し、実直で真面目なNASAの発射責任者コール(チャニング・テイタム)は反発するが、やり手のケリーは聞く耳を持たず、コールの代役まで雇ってしまう始末。しかし、ケリーの見事なPR作戦により、月面着陸は全世界注目の話題となり、盛り上がりはピークに。そんな時、モーからケリーにある衝撃的なミッションが告げられる。
「月面着陸のフェイク映像を撮影する!」――断ったら政府に消される。月面着陸のフェイク映像を撮影するという超極秘プロジェクト。早速ケリーはアームストロング船長の代役や撮影監督を雇い、厳戒態勢の中、NASAのケネディ宇宙センター内部に作られた<嘘の月面>での撮影準備を進めるが…。
「そんなことは絶対に許さない!」――仲間の月面着陸成功を信じて猛反対するコールと、偽の月面着陸制作に邁進するケリー。対立する2人の前にさらなるトラブルやアクシデントがぼっ発する中、ついにアポロ11号は発射の時を迎え、月面着陸までのカウントダウンが始まる。世界中が見守るテレビ生中継で35億人が目撃したのは、リアルか“フェイク”か――。
その美貌と巧みな話術でNASAや世界中の人々を軽快に欺いていくPRのプロ、ケリー役を熱演したのは、スカーレット・ヨハンソン。マーベル映画のほか、『マリッジ・ストーリー』、『ジョジョ・ラビット』など幅広く活躍。本作ではプロデューサーとしても名を連ねる。
ケリーと敵対する実直なNASAの発射責任者コール役のチャニング・テイタムは、『ホワイトハウス・ダウン』などのアクションや『親愛なるきみへ』のようなラブスト―リー、『ザ・ロストシティ』のようなコミカルな役までこなし、モデル出身のルックスで多くのファンを持つ。
この2人の初共演に加え、重要なキーパーソンとなるのがモー役のウディ・ハレルソン。ニクソン大統領の側近として超極秘ミッションを企てる男という一見シリアスなキャラクターだが、彼が演じることで奇抜かつ憎めないベテランならではの演技を披露。監督は『フリー・ガイ』のプロデューサーのグレッグ・バーランティが務めている。
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