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チュ・ジフンが明かす『支配種』制作秘話「丸裸になった気持ちがして」 配信目前に出演者が会見

ORICON NEWS / 2024年4月10日 16時43分

10日配信開始『支配者』の記者会見に出席した(左から)イ・ムセン、ハン・ヒョジュ、パク・チョルファン、チュ・ジフン、イ・ヒジュン(C)2024 Disney and its related entities

 チュ・ジフンとハン・ヒョジュが共演するノンストップ・サスペンス『支配種』が、ディズニープラス「スター」で10日より独占配信される(全10話/毎週水2話ずつ配信)。配信に先立ち8日、韓国・ソウルで記者会見が行われ、主演の2人をはじめ、俳優のイ・ヒジュン、イ・ムセン、パク・チョルファン監督が登壇した。

【写真】スタイリッシュな姿がクール!黒いスーツに身を包んで登場した主演のハン・ヒョジュ、チュ・ジフン

 同作は元軍人のウ・チェウンが大統領を狙ったテロ事件の犯人を暴くため、テロ事件の生存者である国際的企業BF社のCEOユン・ジャユのボディガードとなり、事件の真相に迫っていくノンストップ・サスペンス。『グリッド』(ディズニープラススターで独占配信中)のパク・チョルファン監督とイ・スヨン脚本家が再びタッグを組んだ作品で、チュ・ジフンやハン・ヒョジュのほか、実力派俳優が集結したことでも話題となっている。



 会見で豪華キャストの集結について聞かれたパク・チョルファン監督は「光栄でした。キャストが一人、一人と決まるたびに、“こんなこともあるのだな”とうれしくなりました。安定感のある演技をする方々なので、毎回何も心配することなく、撮影現場に行くことができました」と満足げに語った。昨年ヒットしたドラマ『ムービング』に続き、ディズニープラス作品への参加となるハン・ヒョジュは「ディズニープラスで『ムービング』が愛されたように、『支配種』も多くの方に愛されてほしい」とあいさつした。

 今回ハン・ヒョジュが演じるのは、人口培養肉の技術によって新たな時代を切り開いた国際的企業BF社のCEOユン・ジャユ。ハン・ヒョジュはチャームポイントの笑顔を封印し、難役に挑んだ。「脚本を受け取った日、私にもこのような脚本が来るなんて!とあまりにうれしくて日記をつけました。枯れ木の葉をイメージして、善人なのか悪人なのか区別がつかないミステリアスな人物として演じようと思いました。感情を表に出さないという設定なので、感情の振れ幅が少ない中でどのように変化を与えるか、表現をするのか悩み、自分が普段話す感じとは違うトーンで話しました」と役作りについて説明した。

 特に物語の冒頭に出てくるプレゼンシーンは見どころの一つで、ハン・ヒョジュは「TED(Technology Entertainment Design)の講演映像など参考になりそうな映像を探して、練習をしました。撮影本番ではプロンプター(カンニングペーパー)を読んでもよかったのですが、個人的に完璧に演じたいという欲があったため、全てのセリフを丸暗記して撮影に臨みました」と撮影秘話を語り、プロ魂を見せた。

 ジャユのボディガードとなるチェウンを演じるのは、『キングダム』をヒットさせたチュ・ジフン。見せどころは、アクション監督が「天才」と賞賛したアクションシーン。チュ・ジフンは「“地に足の着いた”アクションの方が、ストーリーに説得力が出ると思い、派手なアクションよりも、接触感を覚えるようなリアルなアクションを作りました」と説明した。

 イ・スヨン脚本家は、チュ・ジフンのアクションシーンの中でも、「17対1の戦闘シーン」がお気に入りだという。ボディスーツを着て入社面接を受けるシーンも印象深かったようだ。チュ・ジフンは「かなり体にフィットしていたので、丸裸になった気持ちがして恥ずかしかったです。グリーンスクリーンの前で一人でアクションをするのは不思議な感じがしました」と冗談交じりに語り会場の笑いを誘った。

 ハン・ヒョジュとは意外にも初共演。チュ・ジフンが「ヒョジュさんは凛としていて、芯が強く、密度の高い俳優だと思いました。プライベートな話をしている時もそうですし、演じる時も熱心なので、頼りにしていました」と話すと、ハン・ヒョジュも「チュ・ジフンさんは俳優として現場での振る舞いも素晴らしいですが、現場全体を見渡すプロデューサーとしての目も持ち合わせている。トラブルが起こったり、起こりそうになったりすると声をかけてくださったりしたので助かりましたし、心強かったです」と語った。

 ジャユの会社の研究成果物を狙う野心あふれる国務総理ソヌ・ジェ役には「殺人者のパラドックス」のイ・ヒジュンが抜てき。ハン・ヒョジュは「現場でヒジュンさんと会うのが楽しみでした。毎回テイクごとに演技が異なるので、今日はどのように演じるのだろうとワクワクするんです。演劇のように1テイクを10分以上のロングテイクで撮影することもあり、楽しかったです」とイ・ヒジュンとの撮影を振り返った。イ・ヒジュンは、チュ・ジフンとのシーンでも、予定になかったロングテイクを提案したそうだ。チュ・ジフンから「撮影後、“楽しかった”と連発していました」と暴露されると、イ・ヒジュンはうなずきながら満面の笑みを見せた。

 BFグループの創立メンバーでジャユの20年来の友であるオン・サン役のイ・ムセンは、役柄について「理性的でジャユにとっては心のよりどころのような存在。2人の間にチェウンが入り込み、新たな物語が形成されます」とキャラクターを紹介。非接触式空中浮遊ディスプレイ端末を使うシーンの撮影に話が及ぶと「最初は慣れませんでしたが、スタッフの方が“ここにはこういう映像が出て、ボタンがここにあって……”と詳しく説明してくれたおかげで上手く演じることができました。画面を伸ばしたり縮めたり、まるでダンスをするようで楽しかったです」とほほ笑んだ。

 同作のテーマとなっているのが、現在、世界中で研究・開発競争が激化している「培養肉」。利害関係の調整など、普及には課題も多く、さまざまな議論が展開されている話題のテーマということで、キャストたちも同様にさまざまな想いを持って作品に挑んだという。「本作は話題となっているテーマを興味深い話を交えて描いているので、この問題を考えるきっかけになってほしいです」(チュ・ジフン)、「培養肉は商品化できるところまで来ています。それがもたらす事件もある。そういう中で一度しっかり考えてみるべきテーマだと思いました。この作品を通じて、僕も俳優として、人間として、倫理的、政治的、経済的な面から(培養肉について)考えるきっかけになりました」(イ・ムセン)と語った。

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