74歳・宮川大助、がん闘病の妻・花子と「第二の恋愛」 相思相愛で“導尿の管”も
ORICON NEWS / 2024年4月23日 16時54分
夫婦漫才コンビの宮川大助・花子(宮川大助=74、宮川花子=69)が23日、大阪・なんばグランド花月(NGK)の本公演(レギュラー興行)に5年ぶりの出演を果たした。イスに座ってセンターマイクをはさみ、1日2ステージ、息のあったボケ・ツッコミで爆笑を誘った。
【写真】「これがホンマの“座・漫才”」爆笑をさらった宮川大助・花子
2019年12月に花子が血液のがんの一種、多発性骨髄腫であることを公表。大助が介助し、二人三脚で闘病・リハビリに励んできた。2022年10月には心肺停止寸前で救急搬送されるなど一進一退。それでもあきらめず、昨年5月1日にNGK地下の「YES THEATER」でイベントを開催。同月には、NGKの特別公演で漫才師として復活した。そこから約1年、人気芸人がそろう本公演に帰ってきた。
花子が大助を「こちら大谷翔平です」「(結婚して)今年で48回忌」とイジるなど、エンジン全開で2ステージを完遂。闘病の様子もネタにし「抗がん剤とリハビリで生きてる。あんたはやってないから、あんたの方が先(逝くん)やで」と笑い飛ばした。
さらに出番後には取材会に出席し、しゃべりを“延長”。花子は「なんとか生きて帰ってこられました」といきなりボケて、大助に「全然頑張れてなかった」とダメ出しを繰り広げた。
一方で、花子は車イスを押す夫の「介護男子」ぶりに感謝。自宅でも身の回りのことはもちろん、排便や導尿の管の挿入まで、徹底して寄り添ってくれるという。大助は「第二の恋愛の最中」「どんな形であれ元気でいてそばにいてほしい」と愛あふれた。
「男やのにようやるなー」という考えを一切否定。大助は「女房やし、恋愛で好きになって、その女房を大事にするのは当たり前と違うの?なんで俺がこんなことせなあかんねんという概念は100%ない」と言い切り、「一番尊きことを女房から教えてもらってますね」と相思相愛だった。
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