松重豊、「店からの苦情は一度もない」 苦境の飲食店へエール込め「食べるだけ」
ORICON NEWS / 2025年1月24日 20時36分
俳優の松重豊が24日、大阪市内で開かれた「『劇映画 孤独のグルメ』お礼行脚!全国舞台挨拶キャンペーンin大阪」に登場した。
【写真】観客とともに…満面の笑みを見せる松重豊
本作は、松重が長年にわたり主演を務め人気を博してきたテレビ東京のドラマシリーズ初の映画化作品。松重自らが監督を務め、主人公の井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描く。
上映後、松重が登場するとファンからは歓声が。松重は映画で登場したメニューを食べられる近隣のグルメ情報を紹介するなど、大阪の情報通な一面を見せた。
ファンからの質問を受け付けた松重。撮影で気をつけていること、という質問には「1番わかりやすいのは、それまで食べないってこと」と回答した。加えて、飲食店とのやりとりも大切にしているそうで、「本当はこれを食べてほしかった」と言われると、追加で注文したり、ハーフをお願いしたりなど「お店の方とずっと一生懸命、番組を作ってきた」と振り返った。
そして、「今まで、店から苦情が来たことが一度もない」と明かした。「この番組で取り上げていただいてありがたかった。忙しすぎて、体がきつくなったという声は心苦しいですけど」と店からの感想を紹介。「コロナもあって、いろいろ苦境の中で、飲食店が大変な時に、飲食店へのエールを僕らからメッセージとして伝えられたらなという気持ちを込めて、僕は食べるだけです」と語った。
『孤独のグルメ』は、同名グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)が原作。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重)が、ひとりで食事を楽しむ様子が自身のモノローグと共に描かれるスタイルが、「今までのグルメ漫画には見られない!」と人気を博し、2012年1月に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてシリーズ化。深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ねる、“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”となった。今回が初めての映画化となる。
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