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ドラクエ「ゾーマ」の大作レゴ 作者のこだわりがまさに「勇者の挑戦」

おたくま経済新聞 / 2021年8月16日 9時10分

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ドラクエ「ゾーマ」の大作レゴ 作者のこだわりがまさに「勇者の挑戦」

 世界中に多くのファンを持つ組み立て玩具の「レゴブロック」。子どもから大人まで幅広い世代に愛されるおもちゃとして有名です。また、レゴで作れないものはない、と言われるほどの自由度を誇り、さまざまな工夫を凝らした作品が度々SNSをにぎわせてきました。

 そんなレゴブロックの新たな大作がツイッターに投稿され注目を集めています。ドラゴンクエストシリーズで屈指の人気を誇るモンスター、第三作のラスボスである大魔王ゾーマをビッグスケールで作り上げた作品には2万件を超える「いいね」が付いています。これはあの戦闘BGMが脳内再生されるやつ……!

 作品の全長は約45cm、おおよそ1か月の製作期間を経て、大魔王ゾーマを作り上げたのはツイッターユーザーのFukuTakuさん(@FukuTaku10)。

 今年の4月からツイッターに自身が制作したレゴ作品を投稿し始め、フォロワー数が1000名を超えた記念にアンケートを採り、最も得票の多かった大魔王ゾーマの制作を決意したのだそう。

ゾーマを象徴するポーズを完全再現

 FukuTakuさんが特にこだわったと語るのは「ゾーマの原画イラストを忠実に再現させることと、配色」とのこと。大きく前に突き出した両手の角度や、衣の袖や裾の陰影までこだわり抜いてブロックを組み、色については鮮やかで奥行きが出るように細かく調整。細部にまで一切の妥協のない作品となっています。

 また、そのこだわりは完成後の撮影にも。ゾーマの背景に見える光の筋はスーパーファミコン版の戦闘シーンを再現したものとのこと。ドラゴンクエスト3のリメイク作品の中でも特にファンの間で評価の高いスーパーファミコン版と言ってしまうあたり、FukuTakuさんの作品への愛があふれ出ています。

マントの動きはもちろん見えない、裏側にも一切の妥協なし

 特に大変だった点をうかがうと、最後に着手したマントづくりとのこと。完成時の高さを抑えるためにやや中腰の姿勢をとっていますが、それによりマントの動きも大きくなり、なおかつ薄くてもろいため試行錯誤して何度も作り直したのだそう。その過程はツイッターにも投稿されており、苦労の程がうかがえます。

 粉骨砕身の末、ついに完成した8月11日にその喜びを作品の写真と共にツイートすると、瞬く間に大きな反響になるとともに、たくさんの祝福の声が寄せられました。

 FukuTakuさんは「自分が良いと思ってつくったものが、たくさんの方に共感していただけることは、とてもありがたいことと思います。また、労力は裏切らないなとも思いました。何よりドラゴンクエストという偉大なゲームに感謝です。これからもドラクエ愛を第一に、つくっていきたいと思います」と反響や作品に対する感謝思いをコメント。

 FukuTakuさんによるファンアート作品「勇者の挑戦」は一旦完結しましたが、ボスキャラや大作はまた何かの達成記念につくる予定とのこと。今後はドラゴンクエストのかわいいキャラクターを作ったり、リクエストで違うゲームキャラを作ったりしていきたいと、展望を楽しそうに語ってくれました。

また、今回の作品は8月16日から約1か月(終了日未定)の間、ヤマシロヤ(東京都台東区上野)にて展示されるそうです。

レゴで「ゾーマ」

高さ約45cm。

形の再現度を重要視していますが、今回は高さをおさえるために腰を落としたポーズを採用。
マントにより動きをつけて迫力を出しました。
色も、ゾーマの冷気属性のイメージを陰の部分に取り入れています。#レゴ #LEGO #ドラクエ #ドラゴンクエスト #ドット絵 pic.twitter.com/WKW9QzD0gY

— FukuTaku (@FukuTaku10) August 10, 2021

<記事化協力>
FukuTakuさん(@FukuTaku10)

(山口弘剛)

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