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意外と知らない…「蓄膿症」と「副鼻腔炎」の違いって何? 耳鼻科医に聞いてみた結果

オトナンサー / 2024年4月18日 7時10分

「蓄膿症」と「副鼻腔炎」どう違うの?

「ずっと鼻が詰まっている」「ドロドロした鼻水が出る」。こんな症状がみられる場合、「蓄膿(ちくのう)症」や「副鼻腔炎」を疑う人もいるかもしれません。しかしこの両者、どのような違いがあるのかを正しく知っていますか。「蓄膿症」と「副鼻腔炎」はどう違うのか、耳鼻科医の瀬尾達さんにお聞きしました。

■実は「俗称」として広まった言葉

Q.「蓄膿症」と「副鼻腔炎」は違う病気ですか。

瀬尾さん「実は、『蓄膿症』というのは正式な医学用語ではなく、『副鼻腔炎』の俗称として広まった言葉です。つまり、どちらも同じ病気の名称なのです。ただ、副鼻腔炎には急性のものと慢性のものとがあるのですが、『蓄膿症』というと慢性の副鼻腔炎のことを指す場合が多いのではないでしょうか。

鼻の周囲には『副鼻腔』と呼ばれる空洞があり、自然口という通り道で鼻の中とつながっているのですが、鼻を通じて副鼻腔の中にウイルスや細菌、アレルギー物質などが入り込み、炎症を起こすことで副鼻腔炎を発症します。

急性の場合は抗生物質の投与などで炎症が治まることもありますが、長引いてしまうと、中にたまった膿(うみ)が粘膜の炎症などで排出されなくなり、さらに膿がたまるという悪循環が起こります。これが『慢性副鼻腔炎』の状態で、『蓄膿症』という言葉はこちらを指すのではないかと思います」

Q.蓄膿症(副鼻腔炎)の具体的な症状について教えてください。

瀬尾さん「副鼻腔に炎症が起こると、鼻水や、鼻が詰まる感覚の他、鼻水が咽頭の方に落ちてしまう『後鼻漏(こうびろう)』という症状などがみられます。また、炎症が長引いて、においを感知する『嗅裂部(きゅうれつぶ)』が炎症を起こすと、においを感じにくくなる嗅覚障害などが現れることもありますね」

Q.風邪や花粉症との見分け方はありますか。

瀬尾さん「最も大きな症状の違いとしては、副鼻腔炎が原因で、発熱やくしゃみの症状が出ることがない点です。

また、鼻水の状態も特徴的なのですが、副鼻腔炎による鼻水は黄色や緑色をしていてどろっとした、まさに膿といった見た目をしています。透明でサラサラした鼻水の場合は、花粉症など他に原因があると思われるので、鼻水の特徴を見てみると分かりやすいかもしれません」

* * *

 鼻にまつわる症状は花粉症やアレルギー、風邪などさまざまな原因があるため、素人からすると「これって何の症状?」と悩むことも多いかもしれません。一方で、副鼻腔炎には風邪や花粉症とは異なる症状がみられることもあるようです。いつもの風邪やアレルギーと何か違うところはないかチェックしてみて、気になることがあれば早めに病院を受診しましょう。

オトナンサー編集部

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