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【国名漢字】「ひつゆ」ではありません!「秘露」はどこの国?

OTONA SALONE / 2020年4月2日 20時0分

普段、国名はカタカナで表記されていることが一般的ですが、仏蘭西、露西亜、伊太利亜など、漢字でも馴染み深いものはありますよね。

これらの漢字表記は、国名の音に漢字の読みを当てはめているため、漢字の意味など考えずにそのまま読めば、もともと読み方を知らなくても読めてしまうこともあります。

とはいえ、ちょっと「ひねり」の必要なものも多いです。

「秘露」はどこの国でしょうか?

「秘かな露」という文字面から、どことなく官能的な想像をしまうのは私だけでしょうか。

「秘」の読み方は「ヒ」でも「ピ」でもなく、「露」の読み方は「ロ」でも「ツユ」でもありません。

しかし、「ピ」や「ロ」という音からこの字を当てたのだろう、という推察はできます。

正解はこちらです。

「ペルー」です。正式な国名は、ペルー共和国。

ちなみに、中国語の表記では「秘鲁」で、「秘」は中国語をそのまま使っています。

「露」で「ルー」と読むのは難しいですね。

マチュピチュやナスカの地上絵など、神秘的な古代遺跡が数多く存在し、アンデス山脈・アマゾンの熱帯雨林・沿岸部の砂漠といった地形から成るペルー。

「秘露」という表記がぴったりな気もしてきます。

さて、そんなペルーにちなんで、ペルーと馴染みの深い食材の漢字を3つ出題します。ついでにやってみましょう。

「馬鈴薯」は何の野菜でしょうか?

これは簡単ですね。読み方は「ばれいしょ」です。

馬鈴薯といえば、「ジャガイモ」の異名ですね。

ジャガイモはアンデス高原発祥でペルーも原産地の一つです。種類も多く、ペルーにはジャガイモを使った料理がたくさんあります。

次はちょっと難しいかもしれません。

「蕃茄」は何の野菜でしょうか?

読み方は「ばんか」です。ある野菜の異名です。

「茄」という字が入っていますね。茄子(ナス)科の植物で、「赤茄子」と書くこともあります。

赤いナスでピンとくるかも?

「蕃茄」は「トマト」の異名です。

トマトもアンデス高原が原産なのです。

次は異名ではなく、普段私たちが呼んでいる野菜の名前の漢字表記です。

「玉蜀黍」は何と読むでしょうか?

「タマネギ」ではありません。

イネ科の植物で、ペルーではジャガイモと並んでよく食べられています。

「玉蜀黍」の原産地は明確には分かっていませんが、ペルーではインカ帝国時代から食糧とされていました。

チチャと呼ばれる「玉蜀黍」を発酵させたお酒がペルーではポピュラーです。

さて、「玉蜀黍」という漢字。「蜀」は中国の三国時代の一国です。そして「玉」のような「黍(キビ)」。ここから想像できそうです。

「玉蜀黍」の読み方は「トウモロコシ」です。当たりましたか?

 

参考:
独立行政法人農畜産業振興機構
ジャガイモ
トマト
トウモロコシ

 

≪ヘルスケアライター 青柳彩子さんの他の記事をチェック!≫

 

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